動画で見通しを解説
S&P500:最新の見通し
■S&P500の現状
S&P500は再び史上最高値を更新し、一時5350ポイント台まで上昇した。
テクニカル的には、移動平均線の10日線と20日線を下値支持に切り返している。
RSIの形状は冴えないが、昨日の大幅上昇と今日の陽線を考慮すると、まだ上値を試す可能性は十分にある。
■上値目標の算出方法
史上最高値を更新しているため、チャートポイントがない状況。
テクニカル分析の計算値を使って、次の目標値を考える。
週足チャートで見ると、前回の下落幅(約360ポイント)の倍返しが1つの目安になる。
前回高値の5282ポイントに360ポイントを加えると、5500ポイント付近が上値目標になる。
■週足の重要性
週足チャートで陽線で終わり、史上最高値を終値ベースで抜けることができれば、5500ポイントに向けた動きを強める可能性がある。
今週は明日までなので、今週の終値ベースでの史上最高値更新の有無に注目が集まる。
来週の相場を見据えて、週足ベースでも注目しておくことが重要。
■今日の注目イベント
21時15分にECBの政策金利が発表される。
昨日のカナダ中央銀行の利下げを受けて、アメリカの長期金利が低下し、S&P500が上昇した。
ECBの利下げは確実視されているが、次の追加利下げのタイミングが焦点になっている。
ECBの結果次第では、今日も長期金利が低下し、S&P500がさらに上値を試す可能性がある。
総じて、S&P500は史上最高値を更新し、上昇トレンドが継続している。週足ベースでの動きにも注目しつつ、5500ポイントが次の上値目標になる可能性がある。今日はECBの政策金利発表が重要なイベントであり、結果次第ではS&P500がさらに上昇する可能性もあるため、21時以降の値動きに注意が必要だ。
S&P500 チャート分析①(日足)
S&P500 チャート分析②(4時間足)
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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