午前の為替予想は… 156円台回復も米金利は低下 関心は明日の米雇用統計に
作成日時 :2024年6月6日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
155.300-156.600円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は156円台へと反発。前日までの下落の反動で取引開始直後から買いが優勢となり、早々に155円台を回復すると欧州市場で156円台に乗せた。NY市場では米5月ISM非製造業景況指数の好結果を受けて156.49円前後まで上昇する場面もあった。もっとも、カナダ中銀の利下げによって米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測も高まったことなどから米長期金利は低下。このためドル/円は156円台で伸び悩んだ。
本日は市場の関心が欧州中銀(ECB)向けられている。利下げは確実視されているが、次回7月以降の利下げペースを巡り相場の主役はユーロになることが予想される。
ドル/円としては、明日の米5月雇用統計の結果を見きわめたいとのムードも広がりやすいことから、値動きはここ数日間より鈍りそうだ。ただし、一昨日の米4月JOLTS求人件数や昨日の米5月ADP全国雇用者数は予想を下回っており、明日の米5月雇用統計にも弱気な見方が広がりつつある。本日発表される米新規失業保険申請件数も下振れ(予想以上に増加)した場合は、一時的にせよドル売りの反応が強まる可能性があろう。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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