
本日は欧州圏からの経済指標は、1-3月期独GDP改定値と5月仏企業景況感指数が発表される程度で、両指標とも大きく市場を動意づけるのは難しいだろう。また、欧州中央銀行(ECB)高官からは複数の講演が予定されていることで、発言内容次第でユーロ相場が動意づく可能性もありそうだ。ただし、それらの講演よりも注目するべきなのが、先ほど決定したラガルドECB総裁とイエレン米財務長官の会談。日本時間21時15分に予定されている会談だが、ECB総裁はECBの利下げ期待が高まっている中で、FRBの利下げサイクルとのずれを警戒しているとも伝わっている。会談後のECB総裁のコメントなどには目を向けておきたい。
・想定レンジ上限
ユーロドル:16日高値1.0895ドル
・想定レンジ下限
ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0753ドル
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ