金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
5月10日のニューヨーク金先物相場は大幅続伸し、中心限月6月物の終値は前日比34.70ドル(1.48%)高の1オンス2375.00ドルで取引を終えた。週間ベースでは2.88%の上昇となった。
時間外取引では、ガザ地区の停戦協議が合意に達しなかったことによる地政学的リスクと、米労働市場の減速を受けて金の買いが先行し、一時40ドルを超える上昇となった。この勢いを引き継ぎ、日中取引でも大幅高で推移した。
米国では、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が事前予想を大きく下回ったことで、FRBの利下げ期待が強まった。中盤には利食い売りなどで上げ幅を縮小する場面があったものの、後半から終盤にかけて再び上昇し、35ドル近い上げ幅を維持して引けた。
金のスポット価格もこの日の高値からやや値を下げるも続伸。米経済指標は、インフレ圧力が根強い中で景気減速が進んでいることを示しており、FRBの利下げ判断を難しくしているとの見方が広がった。ただ、多くの当局者は、インフレ率を2%目標に引き下げるために、金利を「より高く、より長く」維持する必要性を引き続き示唆している。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が横ばいとなり、価格は移動平均線の上に位置した。また、相場の過熱感をはかるRSIは、基準である50を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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