ドル/円、154.70円台で伸び悩み…本邦当局による円買い介入警戒
東京市場のドル/円は、小高い展開。仲値公示にかけてドル買い・円売りが優勢になると、午後には一時154.70円台まで強含みました。その後は、本邦当局による円買い介入への警戒もあり伸び悩む展開となっています。
今週末25-26日に日銀金融政策決定会合、来週30-1日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えています。また、今夜はドル/円に直接関係のある注目イベントが予定されていません。そのため、方向感の出にくい相場展開が想定され154円台を中心とした値動きが続きそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成しており上昇基調は継続しています。前日のローソク足がカラカサ(実体が小さく下ヒゲの長いローソク足)となっています。高値圏で示現した場合は天井を示唆するともいわれますが、ここ数日間は上値を試す展開が続いているためそうはならないと見ています。仮に反落したとしても153円台では底堅く推移する可能性があるでしょう。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
4/22(月)
23:00 ユーロ圏4月消費者信頼感・速報値
24:30☆ラガルドECB総裁講演
24:30 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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