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来週のドル円予想、155円の上値は重すぎるのか!?円買い介入警戒に中東リスク(今日から来週のFX予想)2024/4/19

 

最新のドル円相場を解説

動画の内容 ポイントまとめ

本日のドル円だが、かなり不安定な動きとなっている。154.70円付近から153.50円台まで下落したが、その後は154円台半ばまで持ち直している。

要因となったのは中東情勢に関する報道だ。10時前後にイスラエルがイランを攻撃したという報道があり、リスク回避の円買いから大きく下落した。ただ、円買い一巡後はイランの核施設などに被害が無かったと伝わったことでリスク回避の動きが後退し、ドル円は持ち直しの動きになっている。こうしたことからドル/円の値動きが読みづらい状況となっており、この動きは今夜から来週にかけても続く可能性がある。

伝わった報道だけでは正しい状況が把握しきれていない。アメリカのメディアではイスラエルがイランを攻撃したと報じているが、イランは無人機を撃墜しただけで大きな被害はなかったと主張しているのである。情報が錯綜気味で非常に分かりづらい状況となっている。そのため、今夜もしくは土日に何が起きるかわからない。

したがって、今夜のドル/円は土日を前に持ち直しの動きが入りやすいのではないかと考えられる。現在のドル円が154円半ばだが、持ち直しの動きが入り154円を割るかどうかが一つの注目点になるだろう。また、中東情勢に関する続報にも注意したい。イランにとって影響がある報道であれば、再びリスク回避の動きが出てくる可能性もあり注意が必要だ。

来週にかけての注目ポイントは、中東情勢の行方、4月25日の米1-3月期国内総生産(GDP)速報値、4月26日の個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)などの重要経済指標の発表。また、日銀による追加利上げの可能性を巡り4月26日の日銀金融政策決定会合にも注目が集まる。

ドル円相場は、154円を中心とした展開が続くと見られ、仮にレッドラインとされる155.000円を突破した際に本邦当局による円買い介入が実施されるかにも注目だ。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、大きく下落したものの10日線を下値支持に切り返している。今週は153円台後半での下ヒゲが目立っており、底堅さが見受けられた。一方で154円台後半の上値も重く、動きが出にくい状態となっている。3本の移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成しているため、上昇基調と見るが、RSIが下向きとなっており、仮に70ラインを割り込むようだと、引き続き上値が重い相場展開も考えられる。

<ドル/円 日足チャート>

■来週の注目イベント一覧
4/23◎米3月新築住宅販売件数
4/23◎テスラ1-3月期決算
4/24◎米3月耐久財受注
4/24◎メタ・プラットフォームズ1-3月期決算
4/25☆米1-3月期GDP・速報値
4/25☆米新規失業保険申請件数
4/25◎アルファベット1-3月期決算
4/25◎マイクロソフト1-3月期決算
4/26☆日銀金融政策決定会合
4/26☆日銀展望リポート
4/26☆植田日銀総裁記者会見
4/26☆米3月PCEデフレーター
☆特に重要 ◎重要 ※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

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外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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