為替介入、過去3回の検証で分かった「攻略方法」｜ドル円154円で円買いある？（今日のFX）2024/4/11

 

最新のドル円相場を解説

動画の内容　ポイントまとめ

■ドル円相場の動向
- 昨日の米CPIの高めの結果を受けて、ドル円は153円台の高値圏を試している。
- 急速な円安が進めば、再び為替介入の警戒感が高まる可能性がある。

■過去の為替介入検証
- 2022年に3回の為替介入が行われた際は、介入後に5～6円程度の円高が見られた。
- ただし、その後は概ね持ち直しの動きを見せており、介入は押し目買いの機会を提供している面もある。

■今後の対応策
- 介入が実施された場合を見据え、事前に買い注文を分散して置いておく戦略が有効と考えられる。
- 例えば154円付近までの上昇後に介入が入れば、153円から5円下の148円台に買い注文を置くのがよいのでは。
- ポジションサイズは通常よりも小さめにし、損切りラインも広めに設定するなどの工夫が重要。

■為替介入後の見通し
- 介入後も上昇基調が続く可能性がある。利下げ観測の後退から、ドル高圧力が持続するためだ。
- そのため、介入による一時的な円高修正を買い場と捉え、積極的な買いに転じる局面も想定される。

全体として、為替介入リスクを意識しつつも、むしろ介入後の押し目買いの機会として捉える戦略が有効と考えられる。事前の準備と機動的な対応が求められる相場展開が期待される。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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