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ドル/円、152円を前に伸び悩む…米3月CPIの発表待ちで方向感出にくいか(NY市場の見通し)2024/4/9

 

ドル/円、152円を前に伸び悩む…米3月CPIの発表待ちで方向感出にくいか

東京市場のドル/円は、151円台後半で高止まりの展開。151.90円台へと強含みましたが、34年ぶりの152円台を目前に日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から伸び悩むなど、15銭程度の小幅な値動きとなりました。なお、鈴木財務相や植田日銀総裁による発言もありましたが相場に対する大きな影響は見られませんでした。

<鈴木財務相>
・為替過度な変動に今該当するかどうか、足元の相場の評価に具体的に言及するのは控える
・為替市場高い緊張感もって注視
・為替行き過ぎた動きにはあらゆる手段で対処したい
・日銀、引き続き政府と連携し2%物価目標目指して政策運営期待

<植田日銀総裁>
・現時点の経済・物価見通しを前提にすれば、当面緩和的な金融環境が続く
・長期国債の買いオペ、将来どこかのタイミングで減額する方向
・政策修正による金融機関経営への影響、総じて限定的
・日銀保有のETF処分はすぐに行うことは考えていない
・現在の経済見通し前提だと当面短期金利0─0.1%が適当

今夜は重要イベントが予定されていません。また、明日に市場が注目する米3月CPIの発表が控える中で、ドル/円は本日も151円台後半を中心に方向感を欠く相場展開が続きそうです。仮に152円台へ上伸しても円買い介入への警戒感から急速に押し戻されるなど、神経質な値動きとなる可能性があるでしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成し上昇基調は継続と見れます。そうした中で、151.90円台で伸び悩むも10日線を支持に安値を切り上げており上値トライの可能性を残しています。また、前日終値が151.85円と終値ベースの高値を更新したことは上昇しやすい環境とも言えそうです。仮に152円を突破すれば上昇に弾みがつくことが考えられるため注目です。反落したとしても151円台でのレンジ推移が続くと見られます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

4/9(火)
21:00 メキシコ3月消費者物価指数
26:00 米3年債入札(580億ドル)
※☆は特に注目の材料

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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