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ドル円相場3/4週振り返り 147円台へ大幅下落

ドル円147円台へ大幅下落

今週初めのドル円は先週末に発表された米2月ISM製造業景況指数が予想を大きく下回ったことで上値の重さが続く中、150円目前でスタートしました。

週明けの4日(月)は日経平均株価が史上初の4万円台に上昇する中、一時円買いが強まってドル円は149円台後半へと下落したものの、その後円売りに転じ150円台半ばへと持ち直しました。

5日(火)は方向感に乏しい動きとなった後、米2月ISM非製造業景況指数が発表されると予想を下回る結果を受けてドル売りが強まり、ドル円は再び150円を割り込んで下落しました。

6日(水)には「今月18日から開かれる日銀会合で一部出席者がマイナス金利の解除が妥当だと意見表明する見通し」との報道が伝わり、円買いが強まりました。さらにその後発表された米2月ADP雇用統計が予想を下回ったことでドル売りが強まり、ドル円は149円台前半へと続落しました。

7日(木)には下げ幅を拡大し、147.58円前後までドル安が進みました。深夜に一時148円台前半へと持ち直す場面もあったものの、8日(金)朝には再び147円台へと押し戻され、上値の重い展開となりました。

今週のドル円は冴えない米指標や日銀のマイナス金利解除観測を受けて大きく下落する展開となりました。

来週は米2月消費者物価指数(CPI)、米2月小売売上高などの重要指標が発表されます。今月18日から日銀の金融政策決定会合、19日から米FOMCが開催される予定となっており、今後発表される指標が日米の金融政策の見通しにどのような影響を与えるか注目されます。マイナス金利解除観測が強まる中、日本の経済指標や日銀関係者の発言への注目度もこれまで以上に高まっており、相場への影響に警戒が必要となりそうです。

 



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