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ドル・円は伸び悩みか、円売り先行も148円後半の売りが重石に

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、円売り先行も148円後半の売りが重石に」

 8日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米早期利下げ観測の後退と日銀緩和継続の思惑で、ドル買い・円売りに振れやすい、ただ、米国債入札後に金利安へ振れればドルは失速。148円後半は引き続き上値が抑えられるだろう。
 7日は手がかりが乏しいなか米10年債利回りに振らされる展開となり、ユーロ・ドルは1.0750ドルから1.0790ドルのレンジ内でもみ合った。ドル・円は147円60銭台に下げる場面もあったが、その後はおおむね148円台で推移。本日アジア市場で内田日銀副総裁が政策運営に言及し、今後マイナス金利を解除しても緩和的な政策が維持される可能性を示唆。それを受けた円売りで、ドルなど主要通貨は押し上げられた。この後の海外市場は日米の金融政策を注視。足元では連邦準備制度理事会(FRB)当局者による政策金利引き下げの方向は一致するものの、実施時期については見方が分かれる。一方、来週の国内消費者物価指数(CPI)は顕著な低下が予想され、金利安・ドル安が見込まれる。また、国債入札後に金利安に振れれば、ドル売りに振れやすい。日銀の緩和維持の観測で円売りは継続するものの、ドルは148円後半で上げ渋るとみる。

通貨別分析

 

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