2023年12月18日
【ドル/円】:上値の重い展開続く。143円台を回復すれば下値リスクがやや後退。
ドル/円は直近の日足が前日足から上寄りのスタートとなり上値トライの動きが強まりましたが上値を攻めきれずに寄り付き水準に戻して終えています。上値を切り下げる流れにも変化なく、トレンドがまだ弱い状態ですが、一方で、昨年3月に付けた114.65を基点とし、今年1月に付けた127.23を結ぶ中・長期的なサポートラインが140円台前半に位置しており、これが強い下値抵抗として働く可能性が高いことから、このレベルでの売りも慎重に。 短期トレンドは143円台に乗せて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がる可能性が生じますが、146円台にしっかり乗せて終えるまでは下値リスクを残します。 ドル買いは様子見か140.10-20までの押し目があれば買い狙い。損切りは139.40で撤退です。売りは142.40-50で戻り売り。上値余地を142.70-80近辺まで見て置く必要があります。損切りは143.10で撤退です。 日足の上値抵抗は142.40-50,142.90-00,144.10-20に、下値抵抗は141.40-50,140.90-00,140.10-20にあります。
【ユーロ/円】:上値の重い展開。156円台で終えれば下値リスクがやや後退。
ユーロ/円は前日足から上寄りのスタートとなりましたが、寄付きを高値圏とする“カブセの陰線”が出ており、単体では下値リスクの高いものです。上値を切り下げる流れからも上抜けていませんが、156円台に実体を戻して引けた場合は、下値リスクが後退して上値トライの動きが期待出来ます。逆に、154.00-10に強い抵抗がありますが、割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。買いは154.30-40まで引き付けて。損切りは153.80で撤退です。売りは1日様子見です。上値抵抗は155.50-60,156.00-10に、下値抵抗は154.60-70,154.30-40,154.00-10にあります。
【ユーロ/ドル】:小幅続落の可能性。押し目買い。
ユーロ/ドルは陰線引けとなり、前日の上げ幅を失っていますが、下値を切り上げる流れを維持しておりトレンドの変化は認められません。小幅続落の可能性が高く、買いは1日様子見か1.0810-20まで引きつけて。損切りは1.0770で撤退です。これが付いた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。上値抵抗は1.0910-20,1.0940-50,1.0980-90に、下値抵抗は1.0830-70,1.0810-20,1.0780-90にあります。
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