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FX「円高で小緩むも、11月はここまで最強通貨。弱点少ない」メキシコペソ見通し

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総括

FX「円高で小緩むも、11月はここまで最強通貨。弱点少ない」メキシコペソ見通し

予想レンジ 8.5-9.0

 (ポイント)
*円高で小緩むも11月は12通貨の中で最強
*対ドル1.6台は注意
*11月前半消費者物価はコアが上昇
*9月小売売上、伸び幅縮小も31か月連続の増加
*今日も注目指標が発表される
*日本産ホタテもメキシコ・ニアショアリング経由か
*年内利下げなし、中銀総裁
*大統領は「スーパーペソ」の復活を歓迎
*メキシコ大統領選挙は2024年6月
*ニアショアリングは強化
*インフレは徐々に低下する見通し(中銀)
*市場は24年3月の利下げを予想
*ペソの高が輸出に悪影響を与えるという懸念なし、財務副大臣
*3Q・GDP堅調、他の指標も堅調
*郷里送金も増加傾向続く
*IMFは成長見通しを上方修正も財政支出拡大に警戒
*トランプ大統領が誕生すればメキシコに一波乱あり

(円高で小緩むも11月は12通貨の中で最強)
 先週のペソは一時ロペスオブラドール大統領(ペソ高容認)や中銀総裁(年内利下げなし)の発言で上昇、さらには米国10月CPI低下で米金利低下・ドル下落でペソが上昇し年初来高値の8.776円に近づいていた。ただ円相場が11月半ばの外債償還・利払いの円転が活発化したことで、ペソは対ドルでは強いものの、円上昇でペソ円は8.566へ小緩んだ。それでも11月はここまでペソは12通貨の中で最強である。

(対ドル1.6台は注意)
 8月に1ドル16台に下落した時は、ペソ高の現地報道が多く、16台はメキシコ人にとっては神経質な水準であった。その後18台までド高ペソ安が進んでいたが、今週は再び17台前半となり、緊張感が強まるだろう。

(11月前半消費者物価)
 11月前半消費者物価は、コアが前回を上回った。
(前年比)
5.31%(前回5.54%、予想5.33%)、
コア4.32%(前回4.27%、予想4.31%)
 中銀総裁の発言通り、FRBを見ながらも年内は政策金利据え置きか。次回は12月14日。FRBは12月13日。

(9月小売売上、伸び幅縮小も31か月連続の増加)
 9月小売売上は前年比2.3%増、前月は3.2%増、予想は3.6%だった。31か月連続の増加。電子商取引 (+15.7%)、セルフサービスおよび百貨店 (+11.4%)、および繊維製品、宝飾品、衣料品、履物 (+4.1%) の売上高が増加。一方、文房具、レジャー、その他の個人使用品(-11.5%)と自動車(-4.9%)が減少した。

(今日も来週も注目指標が発表される)
 本日はメキシコ中銀政策金利決定の議事要旨(11月9日分)、3QGDP確定値、9月経済活動指数、3Q経常収支。来週は10月貿易収支、失業率、外貨準備高、11月企業信頼感指数、10月財政収支の発表がある。

(メキシコの弱点は)
メキシコに弱点があるとすれば、人気、支持率の高かったロペスオブラドール大統領が来年退任し、次期大統領が彼と同じようにリーダーシップが奮えるかどうかがカギだ。一方、左派的な政策で財政赤字が膨らみIMFに財政改革を迫られていることが問題だが、成長することによって財政は改善する期待はある。

テクニカル分析

ボリバン中位割り込まず反発

 日足、ボリバン2σ上位。11月21日-22日の上昇ラインがサポート。11月17日-22日の下降ラインが上値抵抗。5日線↑向く、20日線上向き。
 週足、10月16日週-23日週の下降ラインを上抜き上昇。11月13日週-200日週の上昇ラインがサポート。8月28日週-11月13日週の下降ラインが上値抵抗。5週線。20週線上向き。
 月足、10月は陰線、9月の「陽の陽はらみ」で下落した。ただ後半は戻し、11月の上昇スタートに繋がった。5月-10月の上昇ラインがサポート。8月-9月の下降ラインを上抜く。
 年足、22年の長い上ヒゲを上抜く大陽線。14年-22年の下降ラインを上抜く。21年-22年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

日本産ホタテ輸出もメキシコ・ニアショアリング経由か

ジェトロは11月8日、米国との国境から100キロ南に位置するメキシコ・バハカリフォルニア州のエンセナダ市を訪問し、米国への水産品輸出エコシステムを確認した。エンセナダ港は、アジア太平洋航路のコンテナ船やクルーズ船の寄港地となっており、横浜港から直送が可能。多くの企業が自社で米国に輸出しているため、輸出実務能力も高い。

エンセナダから米国国境までは陸送で2時間以内に到着する。そのため、マグロやカキなどは水揚げされてから冷蔵のままトラック輸送され、24時間以内にロサンゼルスやラスベガスなど米国の大消費地のレストランに並ぶため、商品の鮮度面で高い優位性を持つ。貝類に関しては、カキやムール貝、ミル貝、ハマグリ、アワビ、タイラギの仲間(カジョデアチャ)などが養殖されており、加工用には殻むき作業が行われている。カジョデアチャは貝柱がホタテに似ている二枚貝で、バハカリフォルニア州沿岸からペルーまで生息している。

エンセナダで水産加工クラスターには殻むきに熟練した作業員が多く、実質的に問題ないと思われる。また、米国輸出には、冷蔵と冷凍の両方のコールドチェーンが整っていることから、日本産ホタテを貝柱(玉冷)にした後、他の商品と同じ冷蔵トラックに乗せれば、米国の大規模消費地まで冷蔵のまま24時間以内に輸送することが可能」ということらしい。(話が進めばいいですね)

情報提供元:FX湘南投資グループ
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