
米3指数の方向性がそろわなかったことから、日本株は動きづらい地合いになると予想する。米10年債利回りは4.8%台まで低下して終えており、金利の影響を受けやすいナスダックは上昇した。半導体株などには資金が向かいやすく、この点は指数にプラスの影響が期待できる。ただ、米国株は全体で見れば終盤に失速しており、基調は弱い。多くの銘柄はダウ平均の下落の方を嫌気して上値が重いだろう。日経平均はきのう大きく下げている分、きょうは売り急ぎが抑制されるという程度の動きにとどまり、場中は方向感が定まらず、前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは30800円-31200円
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ