18日の香港市場は、米株安の流れを引き継いで反落か。前日のNY市場でオラクルが資金調達懸念から急落しており、香港市場でも巨額投資の採算性が懸念されるハイテク・グロース株からの資金流出が強まりそうだ。
また、米連邦準備理事会(FRB)の今後の政策判断を占ううえで市場の注目度が高い11月の米消費者物価指数(CPI)がきょう夜に発表される。重要な指標の発表を前に、投資家が積極的な売買を手控える可能性がある。
17日のNY株式相場はダウ平均が4営業日続落し、ナスダック総合は大幅に反落した。英紙『フィナンシャル・タイムズ』が、オラクルのデータセンター建設を巡るブルー・オウル・キャピタルの資金調達計画が頓挫したと報じたことでオラクルが5.40%安となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、保険大手のAIAグループ(01299)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
