「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きで強気のパーフェクトオーダーを維持していますが、一時20日線を下抜けて148.20円台まで下落しています。足元では148円台半ばで推移しており、10日線(149.11円)を上抜けて上値を試す展開となるか、もしくは20日線(148.33円)を明確に下抜けて148円割れとなるかに注目です。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
②相場展開の予想・・・足元では上値の重い展開となっていますが、上昇基調途中の調整局面とも捉える事ができます。そのため、基本は押し目買いで考えていきたいところです。ちなみに目先は147.30-150.10円がレンジ上下限として意識されそうです。
③トレードタイミング・・・以下の4時間足を見ると三尊を形成しており、ネックラインとなる148.50円前後を一時下抜けていますが反発しています。明確に148.50円を突破してくるようだと買い場となる可能性があります。ただ、149.00円前後が上値抵抗と意識されそうです。また、さらに下落した場合は148.00円前後が押し目買いポイントになることも考えられます。
ドル/円 4時間足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・今夜は、米新規失業保険申請件数に注目が集まります。市場予想は21.0万件と前回(20.4万件)からやや増加すると見られています。結果次第ではドル/円に影響が出そうですが、明日の米9月雇用統計を控えて様子見で値動きが小幅となる可能性もあります。
10/5(木)
21:30☆米8月貿易収支
21:30☆米新規失業保険申請件数
23:40 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
24:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
25:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
25:15 バーFRB議長講演
※☆は特に注目の材料
ライブ(17時から)で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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