ドル円140円台付近で推移 米CPI発表後上昇
13日のドル円は米5月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて乱高下した後、140円台へと上昇しました。
13日夜にかけて、ドル円は重要イベントを控えて様子見ムードが広がり、139円台での小幅な動きが続きました。
21時半に米5月消費者物価指数(CPI)が発表されると、予想を下回る結果を受けてドル円は乱高下しつつ一時139.01円前後まで下落しました。しかし節目となる139円の目前で下げ止まると、米長期金利の上昇も支えに買い戻しが進み、140円台へと反発しました。
米長期金利が上昇幅を拡大する中、本日午前4時過ぎには140.30円前後まで強含みましたが、その後失速し本日午前には139円台後半へと押し戻されました。
ドル円140円台回復 本日FOMCに注目
13日、ドル円は米5月消費者物価指数(CPI)の発表後、乱高下を経て140円台を回復しました。米CPIは鈍化したものの、7月のFOMCで利上げが再開されるとの見方は維持され、139円目前で下げ止まった後はドル買いの流れとなりました。
米CPIの鈍化を受けて、市場では昨日から開催されている米FOMCで政策金利の据え置きが決定されるとの見方が一段と強まりました。一方でコアCPIは前年同月比で鈍化したものの依然として高水準であることから、次回7月のFOMCで利上げが再開されるとの見方は維持されました。
本日はこの後、FOMC終了後の27時(日本時間の15日午前3時)に政策金利が発表されます。今回の会合では政策金利の据え置きが決定される可能性が高く、声明文やパウエルFRB議長の会見で次回会合での利上げ再開が示唆されるかどうかが注目されています。また、今後の政策金利の見通しを示すドットチャートにも注目が集まります。
ドットチャートで年末の予想中央値が引き上げられるなど、年内の追加利上げが示唆された場合はドル円が大きく上昇する可能性もあり、発表後の変動に警戒が必要となりそうです。
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