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FX「5月も金、年間でも金。ペソ円7.998と高値更新。米国との金利差が気になるところ」メキシコペソ見通し

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総括

FX「5月も金、年間でも金。ペソ円7.998と高値更新。米国との金利差が気になるところ」メキシコペソ見通し

予想レンジ 7.7-8.2
 
 (ポイント)
*5月は最強通貨、年間でも最強通貨
*年初来、かつ2015年8月以来の高値更新。7.998
*中銀は政策金利を長期間維持するという
*米墨金利差が気になるところ
*5月郷里送金も増加
*最近の経済指標もまずまず
*中銀は成長見通しを上方修正
*本日は4月の失業率の発表、来週は消費者物価など
*1Qのメキシコへの直接投資額が大幅増加
*株価指数は年初来8.79%高と上昇幅を縮小
*ニアショアリングは堅調
*4月は貿易赤字に転じる、輸出入減少
*火山活動が活発化
*財務副大臣もペソ高は郷里送金とニアショアーによるものと発言
*政府の成長見通しは3%と高い。民間予想の約倍
*政府のインフレ率見通しはを2023年は3.2%から5.0%へ引き上げ
*2024年に大統領選挙がある

(5月も金、年間でも金。ペソ円7.998と高値更新。またもや年初来高値を更新)
またもや年初来高値を更新、7.998(5月29日)をつけた。5月月間は最強通貨、年間も最通貨。5月はペソ円が4.23%上昇、年間では17.26%上昇。

(米墨金利差が気になる)
 5月18日の政策金利据え置きで、米国との政策金利差が縮小するのでは、との思惑でペソは売られたが5月19日からの3日間でそれは終わり再び上昇した。米国が債務上限問題で揺れていたことも買戻しの要因となった。昨日は債務上限問題の合意を受けてペソがやや売り戻された。

 6月FOMCの動向も気になる。ただフェッドウオッチも日替わりメニューのようにコロコロ変わり、0.25%利上げ確率が5月31日は66.6%、6月1日は26.4%、6月2日は18.1%となっている。据え置き確率が逆に高くなってきた。
 FRBメンバーの発言では、依然高いインフレは許されないものも多い。据え置けばメキシコとの金利差維持でペソは底堅く推移、利上げとなれば金利差縮小で売られる。経済界からはペソ高による輸出産業の収益減を懸念する声があがっている。

(郷里送金、ペソと消費を支える)
 4月の郷里送金(外国からメキシコへ送金)は前年同月比6%増の50.3億ドル。4月として初めて50億ドルを上回った。前年同月を36カ月連続で上回った。1-4月の送金額の合計は189.7億ドルと前年同期比で10%増加。
 ペソとともに消費を支える郷里送金だ。

(中銀四半期経済報告、金利据え置き示唆、成長見通し上方修正)
 メキシコ中銀は四半期経済報告を公表し、インフレ率を目標水準に引き下げるため政策金利を現行水準で長期間維持する可能性を示した。
中銀は5月18日、政策金利を11.25%に据え置き、約2年に及んだ利上げサイクルが終了した。インフレ率は昨年8月と9月に約20年ぶり高水準となる8.70%を記録したが、先週発表のデータによると5月前半のインフレ率は6.0%と、20カ月ぶり低水準となった。
中銀はインフレ率が2024年4Qまでに中銀目標の3%に戻ると予想している。
2023年の経済成長率予測値は2.3%と、3月の1.6%から上方修正した。
クレディ・スイスも23年のメキシコの実質GDP成長率見通しを2.3%に引き上げた。

(今週の指標もまずまず)
 5月企業信頼感指数は53.3で4月の53.0(R)、予想の52.0を上回った。5月製造業PMIは50.5と4月の51.1、予想の51を下回ったが4か月連続で50を維持した。
 本日は4月の失業率の発表がある。予想は2.5-2.7%、3月は2.5%だった。
来週は5月消費者信頼感指数、消費者物価、自動車生産、4月鉱工業生産等の発表がある。

テクニカル分析

5月は最強、年間も最強。ボリバン上限からは小反落

 日足、ボリバン上限から小反落。5月30日-6月1日の下降ラインが上値抵抗。5月24日-6月1日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線上向き。
 週足、7週連続陽線、今週は陰転。ボリバン2σ上限。5週線、20週線上向き。5月8日週-22日週の上昇ラインがサポート。
 月足、ボリバン上位。今年は3月だけ陰線も、その3月も下ヒゲが長かった。5月も陽線。4月-5月の上昇ラインがサポート。5か月、20か月線上向き。
 年足、一時22年の長い上ヒゲを上抜くも、その後23年も長い上ヒゲに転じる。21年-22年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

メキシコへ日本米を売り込む

 日本の農林水産省は、メキシコで日本産精米の普及を促進するイベントを開いた。メキシコ政府は3月に日本からの精米の輸入を解禁した。メキシコでは外国産の精米のうち米国産が6割を占める。農水省はジェトロと連携し、日本食との相性を訴えてメキシコに日本米を売り込む。農水省は「まずは日本食レストランを通じてメキシコで日本米の味を広げたい」と話す。

メキシコが外国から精米を輸入する際の一般的な関税は20%(米国はゼロ)だ。日本からメキシコへの輸出では包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)に基づき、18年から関税が毎年2%ずつ下がっている。23年は8%で、27年以降は関税ゼロになる。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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