ドル円一時134円台後半 日銀の大規模緩和継続受け急伸
27日のドル円は底堅く推移し、米指標を受けて下落した後に急反発しました。本日昼過ぎには日銀の金融政策決定会合で大規模な金融緩和の継続が決定されたことを受け、大きく上昇しました。
27日の日中は本日の日銀金融政策決定会合を控えて様子見ムードとなり、ドル円は133円台で方向感に欠ける動きとなりました。
21時半に米1-3月期四半期GDPが発表されると、予想を下回る結果を受けてドルを売る動きが強まり、ドル円は133.16円前後まで下落しました。
しかし同時に発表された米1-3月期四半期コアPCE・速報値が予想を上回ったことや、増加が予想されていた米新規失業保険申請件数が予想に反して減少したことがドル買い材料となり、買い戻しが進んで134円台へと反発しました。
その後本日午前は日銀会合への警戒感を背景に荒い動きとなった後、13時頃に日銀会合の結果が発表されて現行の大規模な金融緩和の継続が発表されると、円を売ってドルを買う動きが強まり一時134円台後半へと急伸しました。
ドル円反落に警戒 本日米PCEなど発表
27日のドル円は米指標を受けて下落した後に反発する展開となり、本日昼過ぎには日銀の金融政策決定会合で大規模な金融緩和の継続が決定されたとの結果が伝わり大きく上昇しました。
日銀は現行の大規模な金融緩和策を維持することを決め、声明で「これまでの金融緩和策について、1年から1年半程度の時間をかけて多角的にレビューを行う」との方針を示しました。これを受けて緩和策の早期修正観測が後退し、円売りドル買いが強まりました。
注目されていた日銀会合を通過し、市場の焦点は来週の米FOMCに移ると見られます。本日は米1-3月期四半期雇用コスト指数や米3月個人消費支出(PCE)が発表され、予想以上に弱い結果となった場合のドル円の反落リスクに注意が必要となりそうです。
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