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「ドル/円どこで買ったら利益・損失出た?FX取引データ分析」中村勉研究員&宇栄原宗平研究員【ダイジェスト】

ドル/円どこで買ったら利益・損失出た?FX取引データ分析

動画配信期間

2023/2/16~

概要

最強の相場分析はテクニカル分析?それともファンダメンタルズ分析か!? 外為どっとコム総研の調査部に所属する中村研究員と宇栄原研究員の二人が「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」を駆使してドル/円相場を徹底解説! 今すぐに取り入れたくなる相場分析のスキルを学べます!

セミナーダイジェスト

■テクニカル分析の行い方(宇栄原)
(00:57頃から)

基本的に毎営業日早朝(※講演当時)に今日の1日のトレード戦略ということで動画を配信しています。その時にお伝えしたことや、現状がどうなっているのかを、実際に分析していきたいと思います。

よく「どのテクニカル分析をメインに見ているんですか」とご質問をいただきますので、今回は少し紹介したいと思います。

まず、基本的に私は環境認識で方向感を見て、そしてその後にトレード判断のもととなる水準というものを見極めていく、という考え方です。環境認識に関しては、移動平均線とMACDでトレンドを確認し、そしてMACDとRSIでモメンタム相場の勢いですねそこを確認しています。その上で方向感を掴みましたら、あとはこのトレード判断ということで、トレンドライン分析でトレンドの転換そして加速点であるレジスタンスサポート水準を探していきます。また、ローソク足の形状だったり、現在の勢いでエントリーできるのかどうか、チャートパターンによって転換点そして加速点というところを確認しながらトレード判断をするという、この2つの考え方をもとに動画で皆様にお伝えしております。


■【シミュレート】テクニカル分析での損益(ドル/円)
(10:03頃から)

今回、テクニカル目的でエントリーポイントをお伝えするにあたり、やはり結果というデータが必要だと思いますので、その結果を踏まえたチャート分析をお持ちしました。今回は特別に、分析する中でなかなか表には出してなかった情報を持ってきました。

早速、画面をご覧ください。こちら、少しごちゃごちゃしていますが、これは何を分析したかと言いますと、22年5月~23年1月までの期間で、外為どっとコムの会員様がこの相場局面で買いポジションもしくは売りポジションを持って大きな利益が出たのか損失が出たのかを一目で分かるようにまとめたものです。

つまり、買いポジションを持って、先月までもしくは先月までのどこかで決済して利益がどれだけ出たのか、もしくは損失が出たのか、それをこの表にまとめました。表の下ある紫色のグラフをご覧ください。このオシレーターみたいなところは0か1かのグラフになっていて、この下の水準にある期間に買った人は平均以下の利益だった(平均って何かっていうと、この期間内で出た利益を期間で割り算したものです)ので、このゼロのところは平均以下の利益、逆にこの上の1の部分は平均以上の利益が出たということになります。

この青色の縦ライン(図内参照)の日に買った人は、ここまでにどこかで売って平均以上の利益が出たことを示しています。つまり、この期間に買った人は優位性のあるエントリーポイントだったということを、このデータを使っていろいろ分析してきました。つまり、この縦棒のラインがたくさんあるところが利益を出せた人がたくさんいるところといえます。

そこで、この縦ラインが多いところに注目してください。左側にたくさん並んでる気がしますよね。まず、これを見た場合なんですけども、買いポジションを保有して利益が出た人ですが、まず一番に気づくのはこの縦ラインがこの左側に多いですね。左側に多い、つまりこの上昇トレンドの時に買った人が平均以上の利益を出すことが多かったということがわかります。

で、もう一つ、売りポジションの場合。売りポジションの場合、縦のラインが右側に集中してます。下落トレンドの時に売った人が利益を出しやすかったということがわかります。…

■35:06 米国の雇用が強すぎる事のデメリットとは?(中村)
(35:06頃から)

(講演直前の2/3に発表された米1月雇用統計が強い内容であったことに触れた後で) 米国の雇用が強すぎると何がいけないかを説明する前に、まずはこちらをご覧ください。現在のアメリカの雇用者数と失業率の推移で、パンデミック直前ぐらいからのものです。就業者数を見ると、すでにパンデミック前の水準(画面内資料の黄色い点線)を突き抜け、今1億5500万人ぐらい就業しています。また、失業率を見ると、これも若干ですけれどもパンデミック前の水準を下抜けて今3.4%まで下がってきています。

雇用もいいし失業率も悪くはないんだから「別に悪くないんじゃない?」ってことなんですけども、次にご覧いただきたい労働参加率と平均時給ですが、労働参加率を見るともうパンデミック前と比べると1%近く参加している人が少ない。つまり、人が少ないんですよね。人が少ないっていうことは「少しでも多く給料を払って人を人員を確保しよう」ということになりますので、いまだに前年度比で4%台の平均時給になっている。

右側のチャートは私がかなり短くしたので、「平均時給4%ってそこまで高くないんじゃない?」という風に見えると思うんですけども、アメリカの平均時給って2013年から2018年の半ばまではだいたい前年比2~3%ぐらいの推移だったんですね。2018年の8月に初めて3%台に乗せた後、パンデミック直前まではだいたい3%台で推移しており、高くて3.5%でした。それを考えると、今の4.5%というのはまだまだ高い状態にあるといえます。

この賃金が高いとどうなるかっていうと、人手不足ということで観光や飲食などのサービス業を中心に人件費を物価に転換させる動きとなり、結果インフレが下がりにくくなります。強すぎる雇用、足りない人件費、下がらない平均時給、こういったものがアメリカのインフレを下支えする材料となってしまいます。

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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