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FX「世界の成長のカギを握る中国。1月下旬からの指標に注目」人民元見通し

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総括

FX「世界の成長のカギを握る中国。1月下旬からの指標に注目」人民元見通し

(通貨4位、株価9位)

予想レンジ 人民元/円 18.8-19.3

(ポイント)
*1月下旬に発表される各種PMIで回復を確かめる
*景気回復を見越して人民元買いや株が買われている
*米中の外交交渉は続く
*マッカ―シー下院議長は台湾訪問か
*最優遇貸出金利を据え置き
*IMF、中国経済の2Q以降の急回復の可能性を予想
*ラガルドECB総裁は中国の景気回復でのインフレを懸念
*イエレン財務長官と中国副首相が会談
*ロシア離れほどではないが、世界の中国離れがある(ニアショアリング)
*豪中外相会談が開催され関係改善
*人民元はバスケット制度を採用しているので大きな動きは抑制される
*対露貿易は拡大

(1月下旬に発表される各種PMIで回復を確かめることが出来るか)
 1月下旬から発表される1月の政府版製造業・非製造業PMI、財新製造業・サービス業PMIの予想はいずれも改善方向となっている。そこで、また人民元や株価、中国関連通貨の上昇が見られるだろう。
ラガルドECB総裁は、中国経済の再開で同国のコモディティー消費が増え、世界のインフレ圧力が高まる可能性が高いとの認識を示した。

(前倒しで元買い、株買い)
 ゼロコロナ政策解除の後はまだ強い経済指標は出ていないが。前倒しで人民元買い、株買いが続く。人民元は先週末で12通貨中4位で対円0.9%高、上海総合指数は年初来5.68%高、香港ハンセン指数は同11.31%高。

(米中接触)
 劉鶴国務院副総理兼中米包括的経済対話中国代表が、イエレン米財務長官と会談したように、対外開放政策は維持するようだ。

(中国人民銀、最優遇貸出金利を据え置き 5カ月連続)
 人民銀行は1月20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を据え置いた。据え置きは5カ月連続で市場予想通り。
1年物LPRは3.65%、住宅ローン金利の指標とされる5年物LPRは4.3%。人民銀は昨年8月にLPRの引き下げを行っている。

(IMF、中国経済、2Q以降に急回復の可能性)
IMFゴピナート筆頭副専務理事は、中国経済について、新型コロナウイルス対策解除後の感染動向からみて2Q以降に急激な回復を遂げる可能性があるとの見解を示した。
厳しいコロナ抑制策と不動産市場の低迷を受け、2022年の中国の経済成長率は3.0%にとどまった。2023年の中国の成長率を4.9%程度と見ている。一部では5.5%程度に上方修正する向きもあった。
ゴピナート氏は「4%台の成長率」であれば、世界的なインフレ圧力は他地域の需要減速によって相殺される可能性が高いと指摘。「しかし、中国の成長率がより強まれば、原油やエネルギー価格が再び高騰する可能性がある」と述べた。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン中位

日足、雲に抵抗され上昇一服。1月24日-25日の下降ラインが上値抵抗。1月23日-25日の上昇ラインがサポート。上向きの5日線が、下向きの20日線を上抜くか。
 週足、雲中での推移続く。1月2日週-16日週の上昇ラインがサポート。10月17日週-1月9日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、23年は陽線スタート。11月-12月の下降ラインを一時上抜く。10月-11月の下降ラインが上値抵抗。21年9月-22年12月の上昇ラインがサポート。
年足、3年連続陽線。23年も陽線スタート。ただ22年は上ヒゲが長い。20年-21年の上昇ラインがサポート。



チーファンラマ

米国防総省、下院議長の台湾訪問を準備 春ごろか

 米国防総省が、マッカーシー下院議長の年内の台湾訪問に向けた準備をしているとの報道があった。
 一方、ブリンケン国務長官は米国および世界中の旧正月を祝う人々に祝福を送った。「中国の旧正月を祝っている世界中のすべての人が健康で、平和で、幸運であることを願っている。祝賀し、来年に向けて楽観的な見方を表明する時であり、祝っている何百万人ものアジア系アメリカ人に特に感謝したい」と語った。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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