この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル円、上向きづらい 労働市場減速が進行-米国1月フィリー連銀製造業景気指数
動画要旨
米国1月フィリー連銀製造業景気指数
1月19日、22時30分にアメリカで1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が発表されます。
この指標は、アメリカのフィラデルフィア地区の250の製造業の景況感を調査した指標で、ゼロを境界に、プラスが景気の拡大、マイナスが縮小となっています。17日に発表されたNY連銀製造業景気指数と同様にアメリカの製造業の動向を見る上で、市場の注目度は高めです。一般的に、フィリーなどとも呼ばれています。
米国1月フィリー連銀製造業景気指数を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、12月は-13.8と11月の-19.4から小幅に改善しましたが、新規受注や受注残の縮小傾向は変わらず、3カ月連続で景況感の後退が示されました。インフレの鈍化や雇用環境の悪化も続いており、製造業への逆風は強まっている様子です。
2つ目は、17日に発表された1月のNY連銀製造業景況感も大きく悪化していましたが、今月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数も悪い結果となれば、アメリカの景気減速懸念が強まりそうです。
3つ目は、雇用を除いて先行きへの期待感は逆に上向きとなっており、中国の経済再開への期待感もあって、見通しについては楽観的な見方がやや優勢のようです。
全体的には、大寒波の影響が落ち着いてくれば、その分マイナス幅は縮小するとは考えますが、足もとでは需要鈍化による景況感の減速傾向は続きそうな雰囲気です。
結果とドル/円の反応
米国1月フィリー連銀製造業景気指数
TEAMハロンズとしては、先行きに対する期待感は感じるものの、大寒波の影響はまだ残っているとの思いから、③をメインシナリオと考えています。また、同時刻に発表される新規失業保険申請件数で雇用市場への懸念が高まるようなら、ドルの下げ幅が広がる危険もありそうです。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年1月18日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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