読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「ゼロコロナ政策解除で元と株が上昇。国際秩序の不安あり」人民元見通し

f:id:okinawa-support:20190828090212p:plain

 

総括

FX「ゼロコロナ政策解除で元と株が上昇。国際秩序の不安あり」人民元見通し

(通貨2位、株価10位)

予想レンジ 人民元/円 19.3-19.8

(ポイント)
*ゼロコロナ規制解除で人民元、上海総合指数、香港ハンセン指数が上昇
*ゼロコロナ規制解除で調査機関が23年の成長見通しを情報修正
*中国が日本、韓国に対するビザ発行を一時停止
*習国家主席の挨拶 孤立化は望んでいないようだ
*ロシアとの友好関係は深まっている
*今週は12月消費者物価、生産者物価、自動車販売、貿易収支の発表がある
*ロシア離れほどではないが、世界の中国離れがある(ニアショアリング)
*豪中外相会談が開催され関係改善
*人民元はバスケット制度を採用しているので大きな動きは抑制される
*対露貿易は拡大

(コロナ規制解除で人民元高・株高へ)
ついに中国政府はコロナ規制解除を行った。感染者急増や海外渡航に不安はあるが、23年は急速に回復するとエコノミストは予想。1-3月は停滞が見込まれるものの、23年通年の成長率は4.8%への回復が見込まれている。ゼロコロナ規制解除後は人民元高・株高続く。

(ここまでの景気減速)
2022年は12通貨中9位となった。バスケット制で元の急落はある程度抑えられているので、実質はもっと下げてもおかしくなかったかもしれない。経済指標は減速が続く。輸出入取引、小売売上、鉱工業生産、工業利益が悪化している。年末に発表された12月の製造業PMIは47と、11月の48からさらに悪化。予想の47.8も下回った。活動拡大・縮小の境目は50。建設業とサービス業を対象とする非製造業PMIは41.6に急低下。11月は46.7、予想は45だった。いずれの指数も20年2月以来の低水準。感染急増で市民が外出を控え商店は閑散となり、工場の生産は制限され、経済が急減速したことがうかがわれる。政府の業務がとどこおるケースすらあった。

(習国家主席の挨拶 孤立化は望んでいないようだ) 
 新年の習国家主席の挨拶が公表された。国内向けなので楽観的なものが多い。台湾についても友好的に書かれている。ロシアには触れていない。経済の対外開放は拡大するとしている。コロナ感染については国民を励ましている。ロシアのように孤立化する姿勢は一切見せていない。

(今週の予定)
今週は12月消費者物価、生産者物価、自動車販売、貿易収支の発表がある。

(不穏、中国が日本、韓国に対するビザ発行を一時停止)
 在日中国大使館は1月10日、在日大使館および総領事館による日本人への中国一般査証の発行を一時停止すると発表した。一時停止の期間や理由などは示されていない。中国の外交部は、「少数の国が科学的事実と自国の感染状況に顧みず、中国に対して差別的な入境制限を行っている。中国は断固としてこれに反対し、同等の措置をとる」とした。

テクニカル分析(人民元/円)

年初は堅調

日足、ボリバン2σ下限から雲の下限まで上昇。ボリバン上位。1月10日-11日の上昇ラインがサポート。1月6日-11日の下降ラインが上値抵抗。5日線が20日線を上抜く。
 週足、雲中へ下落も今週は抜け出す。1月2日週-9日週の上昇ラインがサポート。10月17日週-1月2日週の下降ラインを上抜くか。
 月足、23年は陽線スタート。11月-12月の下降ラインを上抜く。10月-11月の下降ラインが上値抵抗。21年9月-22年12月の上昇ラインがサポート。
年足、3年連続陽線。23年も陽線スタート。ただ22年は上ヒゲが長い。20年-21年の上昇ラインがサポート。



チーファンラマ

ロシア、中国の友好ぶり

 西側諸国がウクライナでの戦争をめぐってロシアに厳しい制裁を課した後、ロシアは現在、ますます中国に目を向けている。
中国人学生はロシアの大学に群がり、北京語は英語とロシア語と並んでモスクワの観光スポットの看板を飾っており、プーチン大統領は習近平国家主席との「制限のない」パートナーシップを宣伝している。
 またロシアの財務省は、人民元の売買を積極的に行っている。これは、西側諸国による制裁の中で経済の安定を確保しようとするロシア政府の取り組みにおいて、中国通貨の重要性が高まっていることを強調するものだ。(ロイター)

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。