と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
目次
投資におけるリスクとは
- この前、ベレーちゃんが紹介してくれたFX初心者向けの「FXスタートダッシュセミナー」に参加してきました
- 行動が早いのだ。感想を聞かせてほしいのだ
- 実際の取引画面を使って、一連の取引の流れをレクチャーしてくれたので、イメージが湧いて非常にわかりやすかったです!
- それは良かったのだ。これでピザちゃんもFXトレーダーとしてがんばっていくけるのだ!!!
- がんばります!ただ、気になる点がありました
- 何が気になったのだ?
- 講師役の外為どっとコム総研の宇栄原さんは、「レバレッジが高い」と「リスクも高い」ので、取引する場合は低レバレッジ、低レバレッジってしつこいくらい言っていました。でも、「レバレッジは低いより高いほうが本当にリスクは高い」のでしょうか?
- その点は、実際に宇栄原さんに聞いてみるのだ。宇栄原さんよろしくなのだ
- ベレーちゃん、ピザちゃんよろしくお願いします
- 宇栄原さん、ピザちゃんが、レバレッジは低いより高い方が本当にリスクが高いのか気になっているようなので補足説明をお願いしたいのだ
- わかりました。ピザちゃん、そもそも投資におけるリスクってどんなイメージを持っていますか?
- リスクは、たくさん損が出るってイメージです
- たしかに、多くの方がそのイメージがあると思います。ただ、投資におけるリスクとは「不確実性」のことを言います
- 不確実性?よくわかりません
- 不確実性というのは、どれだけ利益・損失が出るかわかりませんということです。つまり、リスクが高いというのは「たくさん損するかもしれないけど、たくさん利益が出るかもしれない」ということをいいます
- つまり、どうなるか解らないってことですね
- また、リスクが低いというのは「利益は少ないけれど、損失も少ない」ということです。つまり、レバレッジが高ければリスクは高くなるし、レバレッジが低ければリスクは低くなります
- なんか・・・イメージしづらいので具体例があるとわかりやすいです
- わかりました。では、資産140,000円でドル/円をレバレッジ20倍、5倍で取引した際の損益について具体例で説明します
※実効レバレッジ計算式
対円通貨の実効レバレッジの計算式 (小数点第 2 位未満は切捨)
未決済ポジションの「評価レート」×「Lot 数」×1,000( 通貨 )÷ 「有効評価額」
- レバレッジ20倍なら20,000通貨、レバレッジ5倍なら5,000通貨といった具合に「同じ資産」なら、レバレッジは高いと取引数量が多くなりますよね?
だから1円動いた時の損益が、レバレッジが低いときよりも高いときのほうが大きくなる。いわゆるリスクが大きくなるということです - なるほどです。同じ資産でレバレッジが高いと取引量が多くなるから損益も大きくなりますね
- ピザちゃん。そういうことです
レバレッジとロスカット
- あと、初心者セミナーでもお伝えしましたが、レバレッジが高いとロスカット(強制決済)になりやすいと伝えたのは覚えていますか?
- はい。おぼえています
- ロスカットは(ロスカットレベル100%の場合)預け入れた資産から取引に必要な保証金を差し引いた、余力金額を超える損失がでたタイミングで執行されます
- これは、セミナーで教えてもらいました
- では、レバレッジ20倍と5倍で取引した際にロスカットになると口座状況がどうなるのか、どれくらい相場が動いたらロスカットになるのか具体例を見てみましょう
- やっぱりこれを見ると、ロスカットなってしまったとき、低レバレッジより高レバレッジのほうが残る金額が多いから高レバレッジで取引したほうが安心じゃないんですか?
- 確かに、ロスカットになったら高レバレッジのほうが資産は残ります。でも、ロスカットまで耐えられる値幅に注目してください。レバレッジ20倍は「1.4円」、レバレッジ5倍は「22.4円」まで予測とは異なる値動きとなってもロスカットに耐えきれます
※口座状況や保証金額等によりロスカットまでの値幅は変動します - ふむふむ
- となると、レバレッジ20倍で取引するとロスカットが執行されやすいことがわかりますよね。例えば、1ドル140円で買ったとするとレバレッジ20倍=138.6円、レバレッジ5倍=117.6円を下回ったらロスカットです。どちらのほうがじっくり取引できるでしょうか?
- レバレッジ5倍のほうが腰を据えて取引できると思います。レバレッジ20倍だと、ちょっとした変動で、すぐにロスカットになりそうで不安です。見通しが正しくても、短期的な値動きに振らされてポジションが消えてしまいそう・・・
- そうですよね。ピザちゃんが先ほど言ったようにロスカットになった後の損失のことだけを考えれば、資産が多く残る高レバレッジがいいという考えの方もいるようですが、ロスカットにかかる前提で取引をする投資家がいるでしょうか?
- いないです
- ロスカットというのは、最終手段です。自分の予測が外れた際に、損失の拡大を防ぐためのシステム上の仕組みです。ロスカットが執行されてしまうのは、上手くいっていない取引になっているともいえますよね
- たしかに、そう思います
- 高レバレッジでも低レバレッジでも上手くいっていない取引をほうっておくとロスカットになってしまい、大きな損失に繋がってしまいます。そうならないために、予測が外れたなら、損失が大きくなる前に自分の手で損失を確定する。つまり、損切りをして次のチャンスを待つ!という考えが重要です
- FX取引で損切りは大切とよく聞きます
- 損切り上手はトレード上手といわれるほど大切です。損切りについては、わたくしのメキメキFXトレード手法の動画のなかで説明しているので、参考にしてください
- ありがとうございます。参考にします。そして、ピザちゃんは初心者なので低レバレッジでリスクを抑えた取引でたくさん経験を積んでいこうと思います
- ピザちゃん、ちゃんと理解できたようでよかったのだ。宇栄原さんありがとうございましたなのだ
- 私のツイッターもよかったらフォローしてください!FXに役立つ情報モリモリです!
外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
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