と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
目次
フィボナッチリトレースメント
- ピザちゃん、何を眺めているのだ
- ピラミッドです。ピザちゃんと同じ三角形できれいだなーっと思いまして
- なんで、ピラミッドがきれいに見えるか知ってる?
- しらないです。教えてください
- ピラミッドは黄金比があるから綺麗に見えるのだ
- 黄金比?
- 縦横の長さの比が「1:1.618」「1:0.618」といった割合は、黄金比率と言われていて、人間が最も美しいと感じる比率のことなのだ~
これはフィボナッチ比率に関係があって、この数値はFXのテクニカル分析でも用いられているのだ - へーそうなんですね。難しいことは解りませんが、それならピザちゃんも「1:1.618」の比率な気がします
たしかに、「フィボナッチ」って聞いたことはありますが、使い方はまったくわかりません - フィボナッチを活用した分析方法はいくつかあるんだけど、今回はフィボナッチリトレースメントの見方・使い方を紹介するのだ
外為どっとコムだとスマートフォン、パソコン用の取引ツールどちらでもフィボナッチリトレースメントを表示することができるのだ
- フィボナッチリトレースメントは、トレンド相場における反発や反落のポイントを見極めるときに有効となるテクニカル指標なのだ。今の円安トレンドでも有効なのだ
- つまり、押し目買い・戻り売りのポイントになるってことですね。この前、考え方やエントリーポイントを学びました
- それなのだ。フィボナッチリトレースメントをチャート上に描画するとエントリーポイントの判断に使えるのだ
エントリーポイント
- ふむふむ。それで、フィボナッチリトレースメントはどうやって使うのですか
- まず、重要なポイントとなる高値・安値を探すのだ
それから、高値から安値、または安値から高値に向けてラインを引くのだ - わかりました。引いてみます。何だか横にラインが数本でてきました
- 高値・安値にラインを引くと0%、38.2%、50%、61.8%、100%などのラインが描画されるのだ。この水準が今後の下値支持線(サポートライン)、上値抵抗線(レジスタンスライン)になる可能性があるってことなのだ
- 38.2%?50%?意識されやすい水準っていうのはわかったけど何を示すラインなんでしょうか?
- それは、高値と安値の値幅を基準に、高値からどれくらい下げているのか、安値からどれくらい戻っているのかを示す水準なのだ
- なるほどです。その水準が支持線・抵抗線となるってことですが、具体的にどこで買ったり売ったりするのか教えてほしいです
- じゃ、押し目買い・戻り売りのエントリーポイントとなった具体例を紹介するのだ
- 50%の水準にタッチ後、上昇・下落してきたところがエントリーポイントってことですね。押し目買い・戻り売りのポイントとして機能しているようですね。そのほかの38.2%と61.8%はどう見るのでしょうか?
- 今回50%水準でのエントリー例を紹介したけど、38.2%、61.8%水準でもエントリーポイントの考え方は一緒なのだ
注意点
- なるほどです。表示されたラインが押し目買い・戻り売りのポイントになるって覚えておきます。もし、どの水準でも反転せずに起点となった高値・安値を抜けていった場合はどうしたらいいのでしょうか
- たしかに押し目や戻りを待っていたのに、そのまま上昇(下降)を続けることもあるのだ
その場合は、重要な高値・安値を再度探してラインを引き直すのだ。引き直すこ とで、その時の相場に適した押し目買い・戻り売りのポイントを新たに見つける ことが出来るのだ - わかりました
- あと、ラインを引いてみたものの、上手く反応していないなと感じたのであれ ば、思い切ってラインを引き直してみるのもアリなのだ
- なるほどです。ラインの引き方は気を付けます。そのほかにも、フィボナッチリトレースメントで分析する上で、注意点ってありますか?
- あるのだ。今回説明しているように押し目買い・戻り売りポイントを見極めるのに適しているから、レンジといった方向感のない相場ではダマシになりやすいのだ
- たしかに、このチャートみても反応がいまいちでエントリーポイントがわかりづらいですね
- あとは、フィボナッチリトレースメントも絶対に当たるテクニカル分析じゃないからと押し目買い・戻り売りのポイントが出たとしても反発・反転せずダマシになる可能性も当然あるから気を付けるのだ
- わかりました。円安トレンドの中でフィボナッチリトレースメントをうまく活用していきたいと思います
まとめ
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