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FX「リラのリパトリ、OECDが22年の成長見通しを上方修正」トルコリラ見通し

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総括

FX「リラのリパトリ、OECDが22年の成長見通しを上方修正」トルコリラ見通し

(通貨最下位、株価首位)   
予想レンジ トルコリラ/円7.3-8.3

(ポイント)
*OECDがトルコの22年の成長見通しを上方修正
*リラは対円で底堅くなっている
*リラへのリパトリが続いている
*高インフレでも連続利下げを実施
*今週は8月貿易収支の発表がある
*エルドアン大統領が独自のインフレ理論
*トルコがEUの政治共同体の第1回会合に招待されている
*トルコはウクライナ南部の露による住民投票に反対
*中期経済計画が打ち立てられた
*対米関係の緊張は続く
*SCO加盟を宣言
*7月経常収支は赤字が継続
*米国からミサイル購入が暗礁に
*2Q・GDPは7.6%と高成長
*来年は大統領選挙、エルドアン大統領の支持率は低下
*トルコは西側のロシア制裁に加わらず
*フィッチとS&Pが格下げ
*観光収入は増える
*トルコ実業界はリラの対ドルレートを9から14の間で推移することを望む

(OECDがトルコの22年の成長見通しを上方修正)
 今年のトルコ経済は、OECD の6月の予測である 3.7% から、前年比 5.4% の成長が見込まれている。OECDは、2023年の成長率を3%にとどめた。
 2Qのトルコ経済は、好調な国内需要と輸出により、予想を上回る前年比 7.6% の成長を遂げた。この成長率により、トルコはG20で2番目に急速に成長している経済となる。

(トルコはウクライナ南部のロシアによる住民投票に反対)
 西側のロシア制裁に加わらなかったトルコだが、ロシアによるウクライナ南部の帰属を求める住民投票には反対している

(リラは対円で底堅くなっている)
 通貨リラは対ドルで最安値を更新したのだが、今月は12通貨中4位と弱いわけではない。利下げをした8月も3位と底堅かった。一つの理由としては、政策として打ち出している「リラ化政策」が効果を発揮している。トルコは国内のリラ預金よりも外貨預金が多い国でそれがリラ安を招いていた。政府は外貨預金をリラへシフトすれば、外貨預金と同じリターンを保証するとしたが、それ以降はリラ預金が21年12月末の1.87兆リラから3.63兆リラへ94.4%増、外貨預金(リラ換算)の同期間で3.32兆リラから4.26兆リラへ28%増を大きく上回った。

(高インフレでも連続利下げ)
 トルコ中銀は政策金利を12%と、これまでの13%から引き下げた。利下げ決定に際した声明では「経済活動の勢いが失われた」と説明。世界の中銀がインフレ対応に金融引き締めを進める中での利下げとなった。世界的な引き締めサイクルに逆行するトルコ中銀の利下げを受け、通貨リラは一時1ドル=18.45リラと、最安値を更新。昨年12月に本格的な通貨危機時に見舞われた際の安値を下回った。
中銀は、景気減速の兆候が続いているとして利下げを正当化。「3Qの先行指標で外需の減少により経済活動が失速したことが引き続き示された」とし、ディスインフレが予想されるとの見方を改めて示した。
その上で、世界経済の不確実性と地政学的リスクの高まりに言及し、「鉱工業生産の増加と雇用増の傾向を維持するために、金融環境が引き続き支援的であることが重要」とした。

(今週は8月貿易収支、恒久的な赤字)
 8月貿易収支の予想は98億ドルの赤字。7月は106.9億ドルの赤字であった。

(エルドアン大統領が独自のインフレ理論を語る)
 エルドアン大統領はインフレを抑えるという政府の決意を改めて表明し、インフレは来年2月の時点で「妥当な」水準まで低下すると述べた。「私たちは過去にそうした。金利を 4.6%に、インフレを 6.2% に引き下げた」とした。

政府は、トルコの慢性的な経常収支赤字を黒字に転換することで消費者物価の上昇を抑えることを目的として、輸出、生産、投資を促進するために低金利を優先する経済プログラムにより、インフレが低下すると述べている。
 「トルコの経済モデルの目標は、投資、雇用、経常黒字を通じて国を成長させることだった。経済モデルのせいでわが国を批判する人々は、わが国と同じ方向に進んでいる」と語った。
 エルドアン大統領は、「高金利は金持ちをより金持ちに、貧乏人をより貧しくするだけだ。高金利は「諸悪の母」」と呼んだ。金利が高くなると、家計や企業がお金を借りるのに費用がかかる。しかし、政府は低金利政策で生産、輸出、雇用を押し上げようとしてきた。
 家庭がコストの上昇に対処できるように、トルコ政府は 2021 年に燃料、電気、ガスの補助金を導入した。政府の補助金の額は、ほぼ 500 兆リラに達した、とエルドアン大統領は述べた。政府は、インフレ率が年末までに 65%、2023 年末までに 24.9% に低下すると見込んでいる。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ下限から中位へ戻す

 日足、日銀ドル売り円買い介入で、リラ円も7.596まで下落も、ここ2日は連続陽線。ボリバン2σ下限から中位へ戻す。雲の上に出た。9月22日-26日の上昇ラインがサポート。9月22日-26日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
 週足、ボリバン中位。8月29日週-9月19日週の上昇ラインがサポート。9月12日週-19日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、22年5月-7月の下降ラインを上抜く。21年12月-22年8月の上昇ラインがサポート。21年3月-9月の下降ラインが上値抵抗。
年足、7年連続陰線。22年は一時寄り引き同時に近づいたが、また円に引き離される。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。



メルハバ

EUがトルコを招待

 EUは来月プラハで開催される欧州政治共同体の第1回会合に英国、ウクライナ、トルコが招待されると発表した。
 マクロン仏大統領の発案による新しいフォーラムのアイデアは、大陸がロシアのウクライナ戦争の影響に取り組む中で、政治的対話と協力のための幅広いプラットフォームを提供することだ.
 エルドアン大統領の出席はまだ確認されていない。
アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、モルドバ、ノルウェー、スイス、および西バルカン6カ国の指導者も出席を求められている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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