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FX「ペロシ議長訪台で米中緊張、7月PMIは悪化、人民元は波乱なし」人民元見通し

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総括

FX「ペロシ議長訪台で米中緊張、7月PMIは悪化、人民元は波乱なし」人民元見通し

(通貨7位(7位)、株価11位(8位))
予想レンジ 人民元/円 19.3-20.3

(ポイント)
*ペロシ米下院議長が台湾を訪問し、中国は猛反発
*8月4日から中国は台湾周辺で軍事演習を行う
*米は空母を待機させている
*7月各種PMIは悪化
*22年の成長目標は5.5%
*中国原油輸入、ロシア産が増加
*中国・EUの経済貿易ハイレベル対話が開催された
*6月は1000億ドルに近い膨大な貿易黒字
*消費者物価は2%台で落ち着く
*中国の格付け「A+/A-1」で据え置き
*21年は経常黒字41兆円、貿易黒字80兆円でも人民元は安定の国
*ゼロコロナ政策が解除され経済は回復方向へ
*金融政策は穏健
*世界はQUADやIPEFで中国を切り離す
*米銀が2022年の成長見通しを下方修正 中国は5.5%目標堅持

(人民元相場)
 米中緊張、景気減速で、人民元は若干下げているが、ドルに連動させている部分も大きいのでパニック的な相場にはなっておらず大きく動いてはいない


(ペロシ米下院議長が台湾訪問、専制主義か民主主義かの選択)
ペロシ下院議長は台湾訪問で、「アメリカ議会の代表団の台湾訪問は、台湾の活力ある民主主義を支援するというアメリカの揺るぎない関与を示すものだ」とその意義を説明した。
「世界が専制主義か民主主義かの選択を迫られる中で、2300万人の台湾の人々とアメリカの連帯はこれまでになく重要だ」としている。

(中国の反発)
 中国外務省は「ペロシ議長は中国の強烈な反対と厳正な申し入れにもかかわらず台湾を訪問し「1つの中国」の原則に著しく違反し、両国関係の政治的な基礎に深刻なダメージを与えた。中国は断固反対するとともに厳重に非難する」と激しく反発した。
そして「中国は必ずや必要なあらゆる措置をとる。これによって生じる一切の結果は、アメリカと「台湾独立」勢力が責任を負わなければならない」として、対抗措置をとる考えを示した。

(中国は軍事演習へ)
中国国営の新華社通信は、中国軍が8月4日から台湾周辺で軍事演習を行うと伝えた。
一方、アメリカ海軍は、原子力空母、「ロナルド・レーガン」が台湾の東側のフィリピン海で活動していると明らかにした。

(中国は反発も衝突までには発展しないか)
 専門家にによれば、中国の対応については軍事的な威嚇を何回か続けるが、それは威嚇であって攻撃をするわけではないと見ている。

(7月PMI悪化)
大きく減速した2Q・GDPの影響で人民元、株価ともに弱い。また昨日7月31日に発表された7月PMIも以下のように3か月ぶりに悪化した。

中国7月PMI

*製造業 49.0 (前月50.2)
*非製造業 53.8 (54.7) 
*総合  52.5  (54.1)

 中国統計局コメントとしては
・経済的繁栄水準は低下、回復のための基盤を固める必要あり
・市場の需要が不足している
・増加=農業、飲食、自動車、鉄道、船舶など
・減少=繊維、石油、石炭、燃料加工、圧延加工、精錬、となっている。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン3σ下限下抜きから反発

日足、7月14日にボリバン3σ上限で年初来高値を更新してから反落し8月2日にはボリバン3σ下限を下抜いて下落。雲の下へも出て行き過ぎ感から反発、雲中へ戻す。
8月2日-3日の上昇ラインがサポート。7月28日-8月3日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
 週足、7月4日週-11日週の上昇ライン下抜いて下落。7月11日週-18日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位を割り込むも、今週はここまで長い下ヒゲで反発中。5月30日週-8月1日週の上昇ラインがサポート。

 月足、4月-5月の下降ラインを上抜いて6月大陽線。7月は年初来高値から下落し陰線。5月-6月の上昇ラインを下抜く。2月-3月の上昇ラインがサポート。
 年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタート、ここまで陽線。



チーファンラマ

世界の中国への貿易依存度

 世界の国は輸出入とも中国貿易に大きく依存している。もちろん、中国経済も世界の国々の貿易に依存している。今回の台湾問題に関する米中緊張で世界の貿易に支障をきたすなら、ロシアのウクライナ侵攻以上の大きな衝撃となる。




情報提供元:FX湘南投資グループ
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