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FX「上海再開。人民元反発、株価も上昇へ、PMI改善」人民元見通し

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総括

FX「上海再開。人民元反発、株価も上昇へ、PMI改善」人民元見通し

(通貨6位(6位)、株価14位(14位))
予想レンジ 人民元/円 19.1-19.6

(ポイント)
*上海再開、ロックダウン解除
*5月PMI改善
*人民元、株価も上昇
*多くの経済対策を打ち出す
*QUADやIPEFで中国を切り離す
*一方米国は対中関税見直しも表明 米の高インフレ対策となる
*5年物最優遇貸出金利(ローンプライムレート)を引き下げ
*4月小売売上、鉱工業生産は悪化
*SDRの人民元構成比率上昇
*4月消費者物価は前年比2.1%上昇と、3月の1.5%から伸びが加速
*3月の経済指標悪化で2Qの景気減速が予測されている
*4月貿易収支は輸出が伸び、輸入伸びず黒字が拡大した
*米銀が2022年の成長見通しを下方修正 中国は5.5%目標堅持

(上海再開)
 新型コロナウイルスの感染が収束しつつあることを受けて、上海市政府は、経済の安定化と早期回復を目指し、6月1日以降、企業の操業再開に必要な申請許可制度を廃止すると発表した。さらに6月1日から地域における出入り、自家用車を含めた自動車の通行制限の解除、公共交通機関の運行再開を発表した。
 また企業の操業再開などを通じて上海市経済を早期に回復させるべく、「上海市経済の回復と復興を加速させるための行動プラン」を発表した。社会保険料・税負担の軽減。飲食、小売り、旅行、航空、交通運輸業種の企業は4月から段階的に社会保険料の企業負担分納付を猶予。家賃減免対象範囲の拡大など多岐にわたる。

(人民元が対ドルで反発)
人民元はロックダウンによる中国経済減速で、ドルより弱くなうよう誘導され5月13日に年初来の対ドル安値の6.8111をつけたが、その後は人民元が反発6.7台近辺となっている。
 通貨番付も5月16日週は8位だったが、23日週は6位へ上昇している。

(株価も反発)
4月27日には上海総合指数が今年の安値の2863.65をつけたが、5年物最優遇貸出金利の引き下げ等経済対策も打ち出されたことで3182.16まで戻して来ている。

(5月PMIが改善)
 今週発表された6月の各種PMIは景気回復の節目と言われている50は超えないが、4月からは軒並み改善している。新型コロナウイルス規制が緩和され、生産が一部再開したことを受けた。

 中国5月PMI 改善

 ・製造業 49.6(前回47.4)
 ・非製造業 47.8(前回41.9)
 ・総合 48.4(42.7)
 ・財新製造業PMI 48.1(46.0)
 
(中国のコロナ感染者数は)
 日本は1日当たり数万人の感染者が出ているが、中国は数百人に過ぎない。それでもゼロコロナ政策を導入しているので、あくまでも人為的な経済停滞である。

(景気支援へ一連の政策発表 地方政府特別債の発行加速など)
 中国国務院(内閣に相当)は、景気促進と雇用安定化に向けた一連の政策措置を発表した。地方政府特別債の発行加速や、大卒者を雇用する企業への現金支給が含まれている。
税額控除の対象セクターを拡大するほか、新型コロナウイルス関連規制の打撃受けた産業を対象に社会保障費の支払い延期も認める。

テクニカル分析(人民元/円)

雲の下から反発、雲中へ。5日線上向く

日足、先週は雲の下へ落ちるも今週は反発し雲中へ戻す。5月31日-6月1日の上昇ラインがサポート。4月20日-6月1日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン上位へ。5日線上向き20日線を上抜く。
  週足、4月18日週は7週ぶり陰線で長い上ヒゲでその後の下落を誘導。ただボリバン中位で反発している。4月18日週-5月23日週の下降ラインを上抜く。
 月足、ボリバン3σ上限から下落、4月は上ヒゲが長く5月は下落。2月-3月の上昇ラインがサポート。雲の上。
 年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタート、ここまで陽線。



チーファンラマ

バイデン政権の対中戦略

 ブリンケン米国務長官が、バイデン政権の対中戦略を説明した。中国政府を批判しながらも、新たな冷戦は望んでいないとし、中国周辺の「戦略的環境」の形成を重視する考えだ。「一つの中国政策」を採用しつつ台湾を支援する「戦略的曖昧さ」と同様、対中関係の複雑さを示している。
ブリンケン長官は「開かれた包摂的な国際システムというビジョンを推し進めるため、中国政府を取り巻く戦略的環境を形作っていく」と述べた。中国は未来の産業を支配することを目指していると指摘。これに対して米国は国内投資を拡大するとともに、同盟国と緊密に協力した上で、「公平な競争の場」で中国と競い合うと語った。習近平体制は中国に繁栄をもたらした国際システムを積極的に損なっていると批判しつつ、中国との間で新たな冷戦が始まることを米国は望んでいないとも述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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