
と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!

目次
▼日本の中央銀行って?
▼アメリカの中央銀行って?
▼ユーロ圏の中央銀行って?
▼イギリスの中央銀行って?
▼まとめ

- (書き書き....)

- おや?ピザちゃん、なにを書いているのだ?

- みなさまのお役に立てればと思い、各国の政策金利発表の日時をまとめていました!できました!


- すばらしいのだ!!!
(6月は2回ピザパーティーするみたいなのだ...) 
- ベレーちゃんに『政策金利は為替レートに影響があるから、FX取引をするなら重要』と聞いていたので、6月に行われる政策金利発表に注目しています!

- えらいのだ!!!
ちなみに、そのFXと重要なかかわりを持っている政策金利を決めている各国の中央銀行のことってピザちゃんはしってる? 
- 各国の中央銀行ですか?
日本の中央銀行って?

- じゃあ、日本の中央銀行ってどこか知ってる?

- もちろんです!
日本の中央銀行なので「日本中央銀行」です! 
- ぶっぶー!ぶー!なのだ!
正解は「日本銀行」、略して「日銀」、英語表記だと「BANK OF JAPAN」なのだ


- 聞いたことありました...難しく考えすぎてしまいました...

- ついでに日銀の目的を紹介するのだ


- なんだか難しそうで頭に入ってきません...

- 簡単に説明すると、日銀の目的は「物価の安定」を図ることと、「金融システムの安定」に貢献することなのだ!

- モノの値段が一気に上がったりするとピザちゃんの生活も厳しいので『物価の安定』は大事だと思います。でも物価が安定しているかどうかなんてどう判断するのでしょうか?

- たとえば、日銀は消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するために、「消費者物価指数(CPI)」の動向なんかをチェックしているのだ

- なるほど!メモしておきます!「消費者物価指数は日銀が注目しているからピザちゃんも注目しておく」(書き書き)

- ピザちゃん、物価の安定ってなにを目標にしているかわかる?

- 知らないです...日銀はどんな目標を立てているのでしょうか?

- 日本銀行は2013年1月に「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%ときめて、なるべく早く達成するぞ、とアレコレやっているのだ

- それで日本は目標に到達できているのでしょうか?

- まだ日本は物価上昇の目標には届いていないのだ!
ただ、日本以外の国は消費者物価が急激に伸びていてアメリカなんかは約40年ぶりの高水準まで上昇しているのだ!
そういったこともあり、世界的にインフレ懸念がひろがっているのだ 
- それってどう為替相場に影響があるのでしょうか?

- 過剰に高いインフレ率は経済の過熱を意味するから、中央銀行はそうなると政策金利を引き上げてインフレを抑えようとするのだ

- なるほど、でも以前の まんが週刊FXで日本が利上げする可能性はいまのところ低いって言っていたような...
そうなると金利が低いままだと日本円は売られる要因になりますね
他の国の中央銀行のアメリカ銀行やイギリス... 
- ピザちゃん、ちょっとまった!
日本銀行と同じように国名+銀行ではないのだ
中央銀行は各国で名前、目的がちがっているのだ 
- 名前もちがければ目的もちがうのですか...

- そうなのだ
ではアメリカから説明するのだ! 
- ややこしいですね…よろしくおねがいします
アメリカの中央銀行って?

- まずアメリカには中央銀行制度というものがあるのだ
Federal Reserve System、略してFed(またはFRS)と呼ばれているのだ 
- いままでたくさん勉強してきたはずなのに聞いたことないです...

- Fedは連邦準備理事会(FRB:Federal Reserve Board)、連邦公開市場委員会(FOMC:Federal Open Market Committee)、全米12地区の連邦準備銀行(FRB:Federal Reserve Banks)から構成されているのだ

- あれ?FRBやFOMCは聞いたことがあります!

- ピザちゃんがよく聞いたことのあるFRBが日本銀行にあたるのだ
ちなみにFOMCは日本の金融政策決定会合にあたるのだ 
- 日本と全然ちがう名前ですね、むずかしい...

- ちがっているのは名前だけではないのだ
Fedの目的を紹介するのだ
金融政策の目的は「雇用の最大化」と「物価の安定」なのだ 
- 物価については日本と同じようですね
雇用の最大化ですか? 
- 雇用の最大化についてはFedから明確な定義はないのだ

- 決まりがないなんてどうしたらいいのかわからないですね...

- 雇用の最大化は失業率の低下や労働参加率の上昇が前提ではあるのだ

- なるほど
だから政策金利を決めるFRBが重視しているアメリカの雇用統計が注目されているのですね 
- そういうことなのだ!
アメリカでは新型コロナウイルスの影響で働き口が減って失業率や労働参加率などの数値が悪化したのだ
景気も悪くなっていたことから企業が資金調達しやすいように政策金利を下げて市場にお金をばらまいたのだ 
- つまり、「雇用の最大化」を達成するために、政策金利を下げたということですね
でも、最近は景気もいい感じだし、雇用統計の数値も良くなってきているような... 
- そうなのだ!だけど、今度はコロナ禍からの急速な回復によりインフレ懸念が生じているのだ。そのために今FRBは政策金利を上げて、いきすぎたインフレを止めようとしているのだ

- 政策金利を下げたり、上げたり大変ですね...
政策金利が上がるなら、金利の低い日本円で通貨を持つよりアメリカのドルで持っていた方がよさそうと考える人が多そうですね 
- その通りなのだ
そして注目は市場の予想と実際に行われる政策金利に乖離があるかなのだ
もし市場予想以上に政策金利が上がるようなら、ドルは買われて上昇するかもだし、予想以下となれば売られる要因になるかもしれないのだ
ユーロ圏の中央銀行って?

- 続いて、ユーロ圏の中央銀行はわかる?

- ユーロ圏の中央銀行だから、EUBでしょうか?
「EU BANK」の頭文字をとってみました 
- なんだか惜しいのだ!
正解はECB(European Central Bank)なのだ
欧州中央銀行というのだ
ユーロ通貨圏である19カ国の統一的な金融政策を担っている中央銀行なのだ 
- たくさんの国をまとめなければいけないのは大変そうですね
ECBの目的はなんでしょうか? 
- ECBの目的は「物価の安定を維持すること」なのだ

- あれ?シンプルですね

- ECBは中心となるドイツが過去にハイパーインフレに苦しんだ経験があることや複数の国の金融政策を行う性質上、『物価の安定を第一』としているのだ
ただし、ECBは物価安定の目的に反しない限りにおいて、欧州共同体の全般的な経済政策を支持することにもなっているのだ! 
- なるほど、そんな過去が...
いろんな国をまとめているからこそ、臨機応変に対応するってことですね
それならECBが今どこに注目しているか見ておく必要がありますね 
- ちなみにECBも日本と同じくインフレ目標と2%と決めているのだ
ただ、実際には目標値の3倍近い水準まで上昇しているから、ECBは政策金利を上げてインフレを抑えようとしているのだ 
- ECBもFRBと同じく政策金利をあげようとしているのですね

- そうなのだ
各国が政策金利を上げようとしていることから市場の関心も集まっているのだ
イギリスの中央銀行って?

- 最後に、イギリスの中央銀行はわかる?

- イギリス=イングランドだからイングランド銀行!EBでどうでしょうか!

- おしい!イングランド銀行までは正解なのだ
英語表記はBOE(Bank of England)なのだ 
- 惜しかったです...

- 政策金利などを決定する機関はMPC(Monetary Policy Committee)と言われていて、9人の委員で構成されているのだ
ちなみに年8回会合を開いているのだ
BOEは物価の安定とイギリス政府による経済政策の支援を行っているのだ
特に『物価の安定』に力を入れている国なのだ 
- やはりこちらも物価の安定なのですね
BOEもインフレを抑えるために政策金利を上げているのでしょうか 
- BOEは4会合連続で利上げを行っているのだ

- 日本以外の国はどんどん利上げしているのですね。だったら、ますます日本円は売られちゃいますね。政策金利の発表の時には注意が必要そうです...

- あとは、例えばBOE高官の利上げに関する発言などで、為替相場は反応したりもするから発言内容にも気を付ける必要があるのだ

- 市場では利上げの期待で買われたり、期待が後退することで売られたりするのですね...
BOEにかかわりのある人の発言には注目した方がよさそうですね
(書き書き)
まとめ


- まとめてみました
各国の目的はさまざまですが、物価の安定はどこの国も目的としていることが分かりました 
- 今は世界的に『インフレ』に注目が集まっているから、インフレに対応する各国の中央銀行の動向に注目が集まっているのだ!
ではもっときっと役に立つことをピザちゃんに教えてあげるのだ! 
- なんでしょうか!気になります!

- 2022年5月18日時点での各国の中央銀行の動きをまとめたのだ


- ベレーちゃん、さすがです!!!

- これから市場の予想は変わるかもしれないけど、予想以上に利上げをすればその通貨は買われるかもしれないし、予想以下であれば売られるかもしれないのだ

- なるほど!
ではまずは最初のECBに向けて気合を入れておきます!
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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