読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「経済好調でも人民元は小刻み上昇で管理、露中関係 IN 原油」人民元見通し

f:id:okinawa-support:20190828090212p:plain

 

総括

FX「経済好調でも人民元は小刻み上昇で管理、露中関係 IN 原油」人民元見通し

(通貨3位(2位)、株価6位(7位))

予想レンジ 人民元/円 18.0-18.5

(ポイント)
*1-2月は1159.5億ドルの貿易黒字
*消費者物価は低い
*2022年のGDP目標は5.5%
*軍を海外派遣する根拠法を整備へ
*対ロシア制裁、中国への影響は限定的
*中国の外資導入は昨年再び過去最大
*EU、中国と4月1日に首脳会談へ
*膨大な貿易黒字、好成長率、インフレ抑制で人民元は底堅い
*2021年の対米黒字が1兆ドル超え
*米国は中国の半導体企業に制裁を加えたため半導体が不足している
*米国は金融引き締め、中国は金融緩和だが、為替は米ドルの構成比の大きい
 バスケット制を採用しているので米ドルに連動する形で動く
*海外投資家による中国国債保有高が最高
*21年のGDPは前年比8.1%増で、予想の8.0%増を上回った。

(ロシアと中国の関係、原油取引 一目瞭然)
これは離れられない関係だ

f:id:okinawa-support:20220310092746j:plain





(好調な材料でも急騰せず、ゆるやかに上昇)
膨大な貿易黒字、中国国債市場への海外からの資金流入、高い成長率、落ち着いた物価が評価され底堅い。急騰しないのはバスケット制度を取り入れた管理相場だからだ。本来ならプラザ合意以降の円や西独マルクのように急騰してもおかしくないが製造業への影響を考慮して緩やかな元高に誘導している。

(全人代、2022年GDP目標は5.5%)
全人代では

・GDP5.5%
・1100万の新規雇用増
・CPI3%
・財政赤字 GDPの2.8%
・防衛費7.1%増

などが取り上げられた

(貿易好調)
1-2月の輸出は前年同期比16.3%増、輸入は15.5%増。
1-2月の貿易黒字は1159億5000万ドル。予想の995億ドルを上回った。12月は944億6000万ドルだった。人民元建てでは輸出が前年同期比13.6%増、輸入は12.9増だった。

(低い消費者物価)
 2月の消費者物価(CPI)は前年比0.9%の上昇で、1月と予想と同じとなった。
中国政府は全人代で、2022年のCPI上昇率の目標を3%前後に据え置いた。21年のCPI上昇率はわずか0.9%。景気減速と国内の新型コロナウイルス流行を背景に消費が低迷した。

2月の生産者物価(PPI)は前年比8.8%上昇。上昇率は1月の9.1%から低下し、昨年6月以来の低水準だった。春節休暇による季節要因が影響した。ただ、国際商品価格の高騰で今後PPI上昇率が加速するとの見方が多い。
2月前半は春節休暇のため、多くの工場が操業を停止。原材料の需要が一時的に低迷した。ただその後、ウクライナ情勢が緊迫化し、供給制約への懸念が浮上。エネルギーなど国際商品価格が高騰している。

(全軍が戦争準備を、軍を海外派遣する根拠法を整備へ)
習近平中央軍事委員会主席(国家主席)は、全国人民代表大会(全人代=国会)の軍と武装警察の分科会に出席し、「海外関連の軍事活動に関する法治作業の加速」を指示した。具体的な内容は不明だが、中国軍を海外に派遣して活動させる根拠法の整備を進める意向とみられる。

(来週の経済指標)
来週は1-2月の小売売上、鉱工業生産、失業率などの発表がある。

テクニカル分析(人民元/円)

堅調 2σ上限

日足、ボリバン2σ上限。3月8日-9日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線上向き。雲の上。
 週足、ボリバン2σ上限に貼りつく。下げてもボリバン中位を割らない。1月31日週-2月21日週の上昇ラインがサポート。
 月足、ボリバン2σ上限に沿って上昇。1月-2月の上昇ラインがサポート。雲の上。
2020年8月より月足の陰線は2回だけ(18か月で、寄り引き同時が1回)。 
年足、21年は大陽線。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜いて22年スタート、ここまで陽線。

f:id:okinawa-support:20220310092127j:plain



チーファンラマ

台湾はウクライナ問題とは異なる

 王毅外相は、台湾は常に中国の一部であり、台湾とウクライナ問題を混同しようとするのは「明らかにダブルスタンダード」とし、台湾問題に対する中国の立場を強調した。
 ウクライナでの戦争は二国間である一方、台湾は中国国内の問題であり、台湾とウクライナの問題は「全く比較にならない」と指摘。「ウクライナ問題では主権の原則を強調する一方、台湾の問題では中国の主権と領土を引き続き弱体化させようとする一部の国が見られる。これは明らかにダブルスタンダードだ」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。