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FX「最強通貨人民元に死角はないのか」人民元見通し

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総括

FX「最強通貨人民元に死角はないのか」人民元見通し

(通貨首位 株価14位)
予想レンジ 人民元/円 17.8-18.3

(ポイント)
*景気減速で金融は緩和気味である。それがいつ元に向かってくるか
*李首相は景気減速を示唆
*米中会談は終わったが、小競り合いは続く
*元は年初来対円で13.54%高、対ドルで1.71%高
*オリンピックボイコットを示唆する国もあり
*米駆逐艦は台湾海峡を航行
*石油備蓄放出では米中が協調
*中国の強さは将来米国のGDPを追い抜く自信からか
*人民元は政経のボラティリティとは関係なく管理された変動相場である
*ファンダメンタルズとは関係なくドルに寄り添って推移する人民元
*習主席がTPP加入に意欲を見せる
*不動産税の導入開始
*3Q・GDPは減速 4Qは回復の見込みと首相は示唆
*外国勢の中国国債保有が急増
*国内の規制、統制強化が目立つが、対外経済開放や米中関係改善の動きもあり

(何があっても安定的最強通貨の人民元に死角はないのか)
先週も年間、月間最強通貨を維持した。ただ週間ではポンド、ドル、円より弱く4位となった。人民元が今年強いのは、人民元が通貨バスケット制度をとっており、その構成比の高い米ドルが強いことにある。さらに対米貿易黒字が大きいことからさじ加減で米ドルより少し強く推移させているのだろう。管理相場なので政治や経済で激動があっても関係なく動いている。
ただ中国政府は人民元を上昇を今後も容認するのだろうか。少し異変があった。
人民銀行の金融市場担当責任者は減速する経済を支援するため、妥当に潤沢な流動性を維持し、特に小規模企業の資金調達コスト負担を軽減すると表明した。10年国債利回りは先週の2.93%から今週は2.89%へ低下している。輸出企業にとっては元高も障害となるが世界的なインフレが続くのでむやみに元を減価することもできない苦しい状況にもある。人民元は管理相場なので市場原理よりも政府の意図が反映されることもあるので最強通貨と浮かれず金融政策の動向をチェックし続けたい。

(核心)
国内では他の先進国のように与野党の争いがなく共産党一党である、さらに習近平国家主席が「核心」と位置付けられ、表面的かもしれないがまとっている。

(米中首脳会談)
米中首脳会談があり、世界的な評価は、具体的成果に欠けるものの、両国関係の安定化に向けた一歩として評価する声が出ている。
米中が議論を交わした具体的テーマとしては、新疆ウイグル自治区やチベット、香港における中国の慣行や人権問題全般、中国による不公正な貿易・経済慣行、インド太平洋地域における航行の自由と安全な領空通過の重要性などだ。最近の懸案となっている台湾問題に関しては、米国は台湾関係法などに基づき「1つの中国」政策にコミットしており、現状変更や台湾海峡の平和と安定を損なう一方的な取り組みに強く反対することを明確に示した。その上で、競争が衝突に転じることがないよう、常識的なガードレールが必要との認識を伝えたとしている。

(北京オリンピックは)
米国は来年の北京オリンピックを外交的ボイコットすることを示唆している。それが現実化し、他国が追随すれば再び米中関係は悪化し両国経済に打撃を与え、世界経済にも悪影響を与えリスク回避となる可能性もある。

(米政権、12月の「民主主義サミット」に台湾招待 中国反発 2021/11/24 17:00:01
バイデン米政権が12月に開催する「民主主義サミット」に台湾を招くことが公表された招待リストで明らかになった。台湾を自国領土の一部と見なす中国は反発するとみられる。
今回のサミットは、中国やロシアなどの権威主義勢力に立ち向かう世界の取り組みを米国が再び主導するというバイデン大統領の外交政策を試す機会となる。
世界的な民主主義の後退や権利・自由侵害の食い止めを目指す。国務省の招待リストによると、110の国・地域が参加する。中国やロシアは含まれていない。
中国は各国に対して台湾との関係を縮小または断絶するよう求める圧力を強めており、今月行われたバイデン氏と中国の習近平国家主席のオンライン会談でも台湾を巡る見解の相違が浮き彫りになった。中国外務省は、民主主義サミットへの台湾招待に断固反対すると表明、米国は民主主義を利用し他国を抑圧し、世界を分断していると批判した。

(米駆逐艦が台湾海峡を航行)
米海軍は、ミサイル駆逐艦「ミリアス」が23日に台湾海峡を航行したと発表した。
米海軍は、国際法に則り、公海を航行したとし「自由で開かれたインド太平洋に対する米国のコミットメントを示した」と説明した。
中国軍の報道官は、米駆逐艦の航行は安全保障上のリスクを生み、地域の安定を損ねると指摘、あらゆる脅威や挑発に対し必要な措置を取り、国家の主権と領土の保全を守っていくと述べた。

テクニカル分析(人民元/円)

再びボリバン2σ上限へ戻る

日足、ボリバン3σ上限から反落するもボリバン中位で反発し2σ上限へ上昇。11月23日-24日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、ボリバン3σ上限に到達し一服。10月11日週-11月8日週の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限は18.06。3σ上限は18.164。
月足、ボリバン2σ上限到達。9月-10月の上昇ラインがサポート。雲の上。
年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

経済に下向き圧力、積極的な景気対策は回避の必要=李首相

李克強首相は、中国経済は新たな下向き圧力に直面していると認識しながらも、積極的に次々と景気対策を打ち出すのは避ける必要があるとの考えを示した。李首相は、雇用、金融、貿易、投資を含む6つの主要分野の安定に向けた取り組みを強化する必要があると指摘。ただ、画一的な景気支援策を次々と積極的に打ち出すことは回避すべきとの考えを示した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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