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FX「18円手前で伸び悩み、4Q経済指標も減速、資源価格下落で下げ」人民元見通し

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総括

FX「18円手前で伸び悩み、4Q経済指標も減速、資源価格下落で下げ」人民元見通し

(通貨2位 株価14位) 

予想レンジ 人民元/円 17.5-18.0

(ポイント)
*18円手前で伸び悩み、4Q経済指標減速、資源価格下落で人民元が下落
*6中総会は11月8日開催
*コロナ感染者数が増加
*ハンセン指数、上海総合指数が弱い
*石炭価格の抑え込みには成功か
*不動産税の導入開始
*人民元は年初来高値をボリバン上限で達成し反落
*3Q・GDPは減速
*中国とロシアの艦艇10隻、津軽海峡を通過
*外国勢の中国国債保有が急増
*当局は為替取引の監督強化を行っている
*中国はTPPに加盟を申請 台湾も申請
*国内の規制、統制強化が目立つが、対外経済開放や米中関係改善の動きもあり

(景気減速、株価伸び悩み、石炭価格下落)
上海総合指数は伸び悩み、ハンセン指数はマイナス圏だが人民元は2位と強い。ただ18円を前に小反落。李克強首相は、3Qの経済成長はさまざまな要因が影響して減速したものの、課題に対処する手段は豊富にあり、政府は通年の発展目標の達成を確信していると述べていた。しかし、11月2日には中国経済が新たな下押し圧力に直面している、経済活動を合理的な範囲内にとどめ、産業部門に対する支援措置を講じると述べた。4Qの最初の指標も弱い。石炭価格の急騰は政府が抑え込んだ。不動産税導入は景気悪化招く劇薬ともされている。経済がしっかりしなければ国家も安定しないだろう。

(6中総会で習国家主席の基盤は強化されるか)
 11月8日に開催される6中総会にも注目が集まる。来年の党大会で見込まれる習近平総書記(国家主席)の任期延長に向け、その地ならしが予想される。

(最近の経済指標は減速しているものが多い)
 ただ米国経済も減速している。3Qは景気減速合戦の様相を呈してきた
物価では米国は上昇しているが中国では落ち着いている 

*3Q・GDP 前年比4.9%増(前回7.9%増)
*9月小売売上 前年比 4.4%(2.5%)
 9月鉱工業生産 前年比3.1%(5.3%)
 9月 失業率 4.9% (5.1%)
*1-9月固定資産投資 前年比7.3%増(8.9%増)
 1-9月工業利益 前年比44.7%増(49.5%増)
*10月製造業PMI 49.2(49.6)
   非製造業PMI52.4(53.2)
*10月財新製造業PMI50.6(50.0)
* 10月財新製造業PMI 53.8(53.4)

(石炭価格急騰後、急落)
中国政府が国家市場監督管理総局と共同で4つの調査団を編成し、石炭の主要産地や取り扱い港に派遣して石炭価格に関する「特別な監督」を行うと発表して以来、石炭価格や天然ガス価格が急落している。

(弱い、香港ハンセン指数と上海総合指数)
11月3日ではハンセン指数は7営業日続落となった、年初来8.1%安。中国恒大の債務問題はあったが、政府の規制強化がIT産業のみならず多くの産業に適用されていることも大きな要因だ。上海総合指数は3日続落。政府の規制強化に加え、中国本土での新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念もあった。米ヤフーの中国本土からの撤退も影響した。

(中国の新型コロナ新規感染者が急増、8月以来の高水準)
 中国当局によると、11月2日に新たに93人の新型コロナウイルスの市中感染が確認された。前日の54人から急増し、8月9日以来の高水準となった。中国共産党の重要会議の開催を来週に控え、北京では規制の強化が見込まれている。
北京市の新規感染者は8人で、1月19日以来の高水準。北京では毎日新規感染者が確認されていたが、海外と比較して非常に少なく抑えられていた。街中では人が集まる場所で検温が行われ、当局は市民に市外への外出を控えるよう呼びかけている。

テクニカル分析(人民元/円)

年初来高値更新、18円直前まで上昇し反落

 「年初来高値更新、18円直前まで上昇し反落」
日足、ボリバン2σ上限から反落。10月20日-11月1日の下降ラインが上値抵抗。 11
月2日-3日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。ボリバン中位は17.75と近い。
週足、ボリバン3σ上限に到達し一服。9月27日週-10月4日週の上昇ラインがサポート。10月18日週、25日週と上ヒゲ長い。10月18日週-25日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、ボリバン2σ上限到達し一服。2月-9月の上昇ラインがサポート。5月-7月の下降ラインを上抜く。
 年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

2022オリンピックと春節の日程

 2022年の春節は1月31日(月)-2月6日(日)、北京オリンピックは2月4日(金)-20日(日)に開催される。最近の中国の強硬な外交も北京オリンピックを前に少しは穏健になるか。人権問題でボイコットをする国や選手が出てくると中国の面子にも関わってくる。国民の信頼も失うだろう。そのあたりの強弱をつけた外交は中国が得意とするところかもしれない。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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