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FX「年初来高値更新後、反落。3Q・GDPは減速か」メキシコペソ見通し

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総括

FX「年初来高値更新後、反落。3Q・GDPは減速か」メキシコペソ見通し

(通貨6位、株価3位)

予想レンジ 5.4-5.9
  
 (ポイント) 
*本日3Q・GDP、米中と同じく減速か
*年初来高値更新後、反落。対円で5.666がダブルトップ
*消費者物価は6%超えで高い 追加利上げ観測あり
*貿易収支は3か月連続赤字 郷里送金で相殺し経常黒字は維持か
*9月失業率は改善
*大統領支持率は世界2位
*中銀は今年の成長見通しを上方修正
*9月製造業PMI、8月鉱工業生産が改善 8月小売売上もまずまず
*メキシコ大統領、米の国境再開を称賛
*9月の車生産20万台 3カ月連続前年割れ 半導体不足で
*海外からの送金、再び過去最高更新 8月
*資源関連産業を政府が独占 大統領が法案提出
*米国への貿易依存度が高い
*ペメックス格下げ
*外需は強いが内需は弱い
*2021年春以降、米国からの旅行者が激増している

(年初来高値更新後、反落。3Q・GDPは減速か)
6%を超える消費者物価の上昇で追加利上げ観測がある。さらに中銀の21年の経済成長見通しの上方修正、資源価格の上昇、郷里送金の伸びでペソは年初来高値を更新し10月20日と26日に二度5.666をつけた。その後、中国恒大債務問題に発するリスク回避で反落している。
 
(3Q・GDP減速か)
良い材料ばかりではない。8月経済活動指数は前月比1.6%減少となり、これによって3Q・GDPがマイナス成長となる予想も出てきた。10月29日に発表される3Q・GDPは現在は前期比0.5%増の予想であるが下方修正されるか。ただ3Qは米中始め世界的に景気が減速する見通しなので大きなショックとはならないだろう。それだけ世界の経済が繋がっている。3Qは世界的にコロナ感染者の増加や半導体不足の影響があった。3Qの米国GDPはメキシコに先んじて28日に発表される。減速となった。メキシコは輸出入や郷里送金で米国に大きく依存しているだけに為替や株に影響はあるだろう。

(9月貿易収支 3か月連続の赤字)
9月は23.98億ドルの赤字となった。3か月連続の赤字。国内消費が伸びた。輸入が29.1%増。輸出は8.2%の増加にとどまった。
 貿易赤字は郷里送金で相殺され経常黒字が続いている

(9月失業率は改善)
9月失業率は4.2%で8月の4.3%から改善した。前年9月は5.1%だった。失業者は34.4万人減少ひ240万人となった。雇用者は420万人増加、5510万人となった(前年比)。

(10月半ばの消費者物価)
10月は6.12%上昇で前回の5.87%を上回った。目標が3%なので金融引き締めは続き追加利上げ観測もある。

(来週の指標は)
10月企業信頼感、10月製造業PMI、9月外貨準備高、10月消費者信頼感などがある。

(メキシコ、自動車貿易巡る米との対立で専門委に仲裁要請)
 メキシコは米国およびカナダと結んだ貿易新協定「米国・メキシコ・カナダ協定」(USMCA)の域内の自動車部材調達比率に関する原産地規則の解釈について米国との対立が解消しないため、専門家委員会に仲裁を要請する考え。
 専門家委が仲裁に入ることになれば、同規則を巡る対立がさらに激化するとみられる。
メキシコは自動車関連の規則について、米国よりも柔軟な解釈を求めている。

テクニカル分析

年初来高値を更新し反落、初来高値の5.666がダブルトップ

日足、ボリバン2σ上限から反落。雲上。10月6日-28日の上昇ラインがサポート。10月26日-27日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。20日線上向き。
週足、10月18日週、今週と上ヒゲが長い。年初来高値の5.666がダブルトップ。10月4日週-10月11日週の上昇ラインがサポート。
 月足、雲下限で抵抗される。雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。3か月連続月足陰線も今月はここまで陽線。21年3月-9月の上昇ラインを下抜くも上抜き返す。
 年足、陽転。15年-20年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

大統領支持率は世界2位

モーニングコンサルトのグローバルリーダー支持率トラッカー(13か国の首相較べ)ではメキシコのロペスオブラドール大統領が65%で世界2位となった。1位はインドのモディ首相の73%、3位はイタリアのドラギ首相で60%。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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