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年初来2位の強さ、米中高官会議実施。中国恒大債務問題は進展か

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総括

年初来2位の強さ、米中高官会議実施。中国恒大債務問題は進展か

(通貨首位 株価13位) 

予想レンジ 人民元/円 17.0-17.5

(ポイント)
*9月の製造業PMIは悪化したが、サービス業PMIや財新製造業PMIは改善
*中国恒大や米債務問題でのデフォルト懸念ありながら日本株がより下がる展開
*中国恒大は資産売却や、一部だけの利払いを開始している
*中国当局は3Qの景気悪化は認めつつ4Qの回復を表明
*米中高官会議実施、米中首脳オンライン会談を示唆
*米中で台湾問題での不一致がありそうだ
*良いニュースも悪いニュースも中国を中心に回っている
*当局は為替取引の監督強化を行っている
*電力不足が続いている
*中国はTPPに加盟を申請 台湾も申請
*7か月ぶりに米中首脳電話会談が開催された
*米銀が中国の成長見通しを下方修正
*経済指標は貿易収支以外は減速が続く
*国内の規制、統制強化が目立つが、対外経済開放や米中関係改善の動きもあり

(人民元市況)
 中国は国慶節休暇に入った。人民元は今年の最強通貨の一つだ。通貨バスケット制を採用しており、その構成比が高いドルが強いの人民元も強い。人民元は中国の動向というより米国の経済動向で動く。一方、中国の株価は中国の経済動向で動く。9月の世界的リスク回避の原因となった中国恒大の債務問題だが進展しているのではないか。肝心の中国当局から出てくる情報はほとんだないが、欧米のメディアではフィッチが格下げ判断を下した。「CC」から「C」への格下げだ。格付け判断が出来ることは、債務状況が把握されてきていることで、次の改善のステップへ繋がる。債務の利払いは、一部実行している。一部ということは、リスケの始まりであり、破たんを避け、債権者の銀行などへの影響を軽減するものだ。依然、苦境は続くが、中国当局が動いているのだろう。

(4Q景気回復を表明)
 中国当局は、3Qの景気減速は認めているが、預金準備率の引き下げなどで対応し、4Qには景気が回復すると見ている。9月の製造業PMIは悪化したが、サービス業PMIや財新製造業PMIは改善した。

(米中首脳オンライン会談を年内実施で原則合意)
 サリバン米大統領補佐官と、中国の外交トップ、楊政治局委員がスイスで会談した。年内に米中両国の首脳がオンラインで会談を行うことで原則合意した。米国は人権問題や台湾などの分野で中国の行動に対する米国側の懸念を伝えたとした一方「責任ある競争にしていくため中国との高官レベルの対話は継続することを明確にした」としている。
これに対し中国外務省によると、楊政治局委員は台湾や人権などの問題について中国の立場を説明したうえで、主権を尊重し内政干渉をやめるよう求めたとしている。
その一方で「両国関係を競争という言葉で定義することには反対だ。米中は、互いに協力すれば両国と世界に利益をもたらすが、対じすれば大きなダメージになる」と述べたほか、会談で米国側が台湾は中国の一部であるとする「1つの中国」の原則を堅持すると表明したとしている。
米中関係をめぐってアメリカは「中国との競争は歓迎しつつも衝突は望まない」との立場で、一方の中国も対立は損害をもたらすとして気候変動問題などでの協力を呼びかけていて、両国が今後、対話を加速させて安定した関係を築けるのかが焦点となっている。

(台湾の不安)
 台湾国防部は日、中国が早ければ2025年にも台湾海峡周辺の封鎖能力を完備すると予測、台湾の海空防衛作戦に「重大な試練」になっているとして強い警戒感を表明した。立法院に提出した報告書に明記した。
 邱国正国防部長(国防相)は立法院で「中国は25年に台湾に侵攻する完全な能力を備える」とも述べ、台湾の軍備強化に全力を挙げる必要性を訴えた。邱氏は、中国は侵攻に伴って中国側が被るリスクを25年までに一層低下させるとの見通しを示した。
 報告書は、中国が台湾攻撃中心の軍事準備を進め、軍事活動と「グレーゾーン作戦」を拡大し続けていると指摘した。

(習近平国家主席が、台湾の南西域で台湾への軍事的な圧力を強化するよう指示)
 中国の習近平国家主席が軍の最高指導機関、中央軍事委員会を開催し、台湾の南西域で台湾への軍事的な圧力を強化するよう指示したことが分かった。複数の中国筋が、明らかにした。沖縄南西海域で2~3日、米原子力空母や英空母など空母3隻が共同訓練を実施し、海上自衛隊も参加したことを受けて緊急開催したとみられる。
 中国軍機は10月1日以降、台湾南西域で台湾の防空識別圏へ大量に飛来。特に4日には昨年9月の公表開始以来最多の56機が進入した。日米英などの共同訓練への対抗的な措置であることは明らかだ。

テクニカル分析(人民元/円)

年初来高値から小反落

 日足、ボリバン2σ上限から小反落。9月30日-10月6日の下降ラインが上値抵抗。
10月5日-6日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。
週足、ボリバン2σ上限に到達。9月20日週-27日週の上昇ラインがサポートできるか。20年10月26日週-21年9月20日週の上昇ラインサポート。
 月足、ボリバン上位で膠着。7月-8月の上昇ラインがサポート。5月-7月の下降ラインを上抜く。
年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

中国、G20首脳会議への習主席の対面出席予定せず

 中国の習近平国家主席は、今月30日にローマで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に現時点で対面で出席する予定はないと、中国の外交官らが関係国の担当者に伝えていた。  
 習主席は2020年1月中旬以降、外遊を行っていない。これはG20首脳の中で最長。ただ、先月開催されたBRICS諸国の会合など複数の会議にはバーチャル形式で出席しているほか、首脳との個別の電話会談も多数行っている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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