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秋に米中首脳会談開催の可能性。11か月連続陽線なるかどうか

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総括

秋に米中首脳会談開催の可能性。11か月連続陽線なるかどうか

(スワップ金利と為替差益の両方が得られてきた通貨)

予想レンジ 人民元/円 16.8-17.3  

(ポイント)
*11か月連続で対円陽線は難しいか、微妙なところ 6月
*秋に米中首脳会談の可能性も
*G7やFOMC後も人民元は安定、上海株価指数は下落
*5月鉱工業生産や小売売上高は伸び悩む
*中国による台湾の軍事的占領、近い将来起こる公算小=米軍トップ
*豪がワインの対中輸出でWTOを提訴
*7月1日は中国共産党100周年
*5月貿易統計では輸入が10年ぶりの大幅な伸び
*対米関係は悪化しているが貿易量は増加
*外貨準備、5月末時点で3.22兆ドルに増加
 *金融機関の外貨準備率を5%から7%に引き上げ
*夫婦1組に子ども3人まで容認
*膨大な貿易黒字も元高容認の要因
*中国国債へ世界の資金が流入
*豪は一帯一路の契約を一部撤回 米英も一帯一路に対抗
*中国の米国債保有残高は1.1兆ドル
*21年は8.4%の成長見通し
*経済問題でも政治問題でも外交で妥協しない

(秋の米中首脳会談はあるか)
G7・NATOと中国の対立激化があったが人民元は小幅安にとどまった。一方上海総合指数は先週1.8%下落した。人民元は通貨バスケット制をとっているので変動幅は全体では小さくなる。また、秋のG20サミットで米中首脳会談が開催される可能性があるとの報道もあり今週のリスク回避の流れは抑えられるだろう。

(5月鉱工業生産、小売売上)
 5月の鉱工業生産は前年同月比8.8%増加し、4月の9.8%増から伸びが鈍化した。予想9.0%を下回った。減速は3カ月連続。輸出拠点である南部広東省で新型コロナウイルスの感染が拡大した影響によるものとみられる。輸出受注の減少や投入コスト上昇、重工業に対する環境規制の強化などにより、5月の生産はある程度減少すると予想されていた。5月の小売売上高は前年比12.4%増加。伸び率は予想の13.6%を下回ったほか、4月の17.7%から鈍化した。1-8月の固定資産投資は前年同期比15.4%増加。予想は16.9%増だった。中国経済は昨年のコロナウイルス危機から概ね脱却しているが、当局は、元高や原材料価格の上昇、世界的なサプライチェーンの混乱などの問題が残っており、回復の基盤はまだ安定していないと警告している。

(中国企業は元高に期待すべきでない)
人民銀行傘下の外為市場自律規制機関は、人民元相場は上下に変動することが標準で不確実性が高いため、企業は元高に期待すべきではないとの見解を示した。
人民元は年初来、基本的に安定推移しているが、企業は元安リスクを警戒すべきだと指摘。
元安要因として、FRBの量的緩和終了、米経済回復に伴うドル高を挙げた。
新型コロナウイルス禍で落ち込んだ世界の供給能力が回復していることによる中国輸出への圧力、資産バブルがはじけた場合の米国への資金逃避の可能性なども元安要因となり得る。声明は、中国の市場主導型の人民元相場の下では、「為替レートは変動し得るため、正確な予測は不可能であり、上下の変動が標準だ」ととした。
その上で、輸出入業者に対し、「リスクに中立的な」考えを受け入れ、元の変動の悪影響を最小化するためのヘッジ手段を利用するよう促した。

(中国による台湾の軍事的占領、近い将来起こる公算小=米軍トップ)
 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長(陸軍大将)は、中国が必要とする軍事力を開発するには時間がかかるため、中国が近い将来、台湾を軍事的に占領しようとする可能性は低いと述べた。
議会で、台湾は依然として中国の核心的利益として位置付けられているが、「軍事的に行おうとする意図や動機は現時点でほとんど見られない」と指摘。「軍事的に行う理由はなく、中国側も認識している。そのため、近い将来に行われる可能性はおそらく低い」とした。また、中国が軍事的手段によって台湾全体を掌握するために必要な軍事力を備えるには「まだ道半ば」と語った。台湾国防部(国防省)は6月15日、中国の戦闘機など28機が台湾の防空識別圏に侵入したと発表していた。

(コロナ調査けん制、NZと外相会談)
王毅国務委員兼外相は、NZのマフタ外相と会談し、「新型コロナウイルスの起源について政治問題化すべきではない」と強調した。起源に関する独立調査の必要性を主張する豪に同調しないようけん制した形。NZと豪は5月、統制強化が進む香港や中国新疆ウイグル自治区の人権状況への懸念を共有した。王氏は「人権や民主を守っているかを判断する権利があるのは当事国の人々だ」と主張した。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン3σ下限から反発。11か月連続月足陽線達成危うい

日足、6月21日はボリバン3σ下限に到達するも長い下ヒゲを出し上昇。ただまだボリバン中位に届かず。6月21日-6月14の上昇ラインがサポート。6月17日-23日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
 週足、ボリバン2σ上限に達して反落。1月25日週-4月26日週の上昇ラインがサポート。5月24日週-6月14日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、10か月連続陽線。今月はここまで陰線。連続記録敗れるか。4月-5月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限。雲中。
 年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

豪 ワイン関税巡り中国をWTOに提訴へ

豪政府は中国が豪産のワインに高い関税を上乗せしたことは不当だとして、WTOに提訴すると明らかにした。
 豪産のワインをめぐっては、中国が今年3月、不当に安く輸入され国内の関連産業に損害が出ているとして、最大で218%の関税を上乗せする措置を適用している。この措置について豪のテハン貿易相は声明で、「WTOに提訴してワインメーカーの利益を守る」と発表した。 中国へのワイン輸出額は、最初に制裁関税が導入された去年11月からの4か月間でおよそ10億円にとどまり、前年同期と比べて30分の1ほどに落ち込んだと伝えている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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