と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
▼ロスカットの疑問アレコレ
▼FXの「口座照会」画面からロスカットをイメージ
▼ロスカットまでの値幅計算
▼相場急変でFX口座のお金がマイナス?
- ルンルンルン♪
今日はイタリア産のお高いチーズでおめかししよっと♪ - なんだかご機嫌だけど、どうしたのだ?
- 米ドル/円を買っているんですが、読みが大当たりでプラスが出ているんです♪
もっと儲けたいので、さらにプラスが出るまで粘ろっと - それはスゴイのだ~
でも、利益追求も大切だけど、損が出たときのこともちゃんと考えているよね? - こんなにたくさんプラスが出ていますし、米ドル/円の値動きも穏やかだから、損が出ちゃうことなんて絶対にないですよ
- あまいのだ!今は比較的穏やかな値動きでも、為替相場は目まぐるしく変動するから、突然大きく流れが変わる可能性だってあるのだ!!
その時はロスカットされる事だって・・・ - まぁまぁ、ベレーちゃん落ち着いてください・・・
今よりは「もしかしたら」儲け分が減ってしまう可能性はあるかもしれませんが、きちんとプラスで取り引きを終えます(キリリッ)
ロスカットについても、きちんと理解しているので大丈夫です! - そこまで自信たっぷりなら、このまんがを読んでくれている、FX初心者さんに向けて、ロスカットについて解りやすく説明して欲しいのだ!
初心者さんは、おそらくこんなお悩みや疑問を抱えていると思うのだ~
ロスカットの疑問アレコレ
- みなさんの不安な気持ちわかります・・・
ピザちゃんは始めてロスカットされた時は「もう少し待っていれば為替レートが戻って儲けが出るかもしれないのに、ピザちゃんの意思に関係なく強制的に決済するなんてヒドイ」と思っていました - でも、ルールがきちんと理解できれば、ロスカットは想定以上にお金を減らさないための『安全装置』だという事がわかると思うのだ~
そもそもロスカットってなぁに?
ロスカット・ルールとはポジションの評価損がある一定レベルに達したときに、さらなる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを反対売買により強制的に決済する制度のことです。
このルールが設けられていないと、損失額が取引保証金額や預かり資産の額を上回ってしまうケースが出てきます。
さらには、預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない可能性があります。
つまり、ロスカット・ルールという決済により為替差損が確定するものの、原則として最低限の資金は温存されるということです。
ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があることにご注意ください。
詳細はHPのロスカット・ルールより参照
ロスカット・ルールとはポジションの評価損がある一定レベルに達したときに、さらなる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを反対売買により強制的に決済する制度のことです。
このルールが設けられていないと、損失額が取引保証金額や預かり資産の額を上回ってしまうケースが出てきます。
さらには、預け入れた資産を全額失うばかりか、追加で損金を支払わなければならない可能性があります。
つまり、ロスカット・ルールという決済により為替差損が確定するものの、原則として最低限の資金は温存されるということです。
ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資産以上の損失が発生する可能性があることにご注意ください。
詳細はHPのロスカット・ルールより参照
- わかりやすくロスカットの仕組みを説明すると、FXの取引中は取引が終るまで、為替レートの変動によって、プラスやマイナスの金額がコロコロ変わるんですが、マイナスがある程度まで大きくなると、持ってたはずのポジションが気づいたら無くなって、お金が減っちゃって・・・それはもう悲しくて・・・
- (ベレーちゃん心の声:出だし好調だったのに、過去にロスカットされたことを思いだしているのだ・・・)
こっ・・・ここからは、ベレーちゃんが説明するのだ~
まず、1つめの質問「ロスカットはどのような時になるの?」から謎をひも解くのだ
ピザちゃんも言っているように、損失額が一定ラインを超えると、ロスカットされるんだけど、みんなその水準がよくわからないからこそ不安になると思うのだ~
イメージしやすいように図を使って見てみよう
FXの「口座照会」画面からロスカットをイメージ
- これは、外為どっとコムのFX取引口座内から確認できる口座照会と呼ばれるものなのだ!
この画面から、今のFX口座の元気度がわかるんだけど、ポイントを絞って説明するのだ
最初に見て欲しいのが①有効比率と書かれたところなんだけど、これがロスカットの基準となる値で、この値がロスカットレベルを下回るとロスカットされちゃうのだ~
※ロスカットレベルの初期値は100%です - ロスカットレベルの初期値が100%なら、いまは有効比率が200%以上もあるから、まだロスカットまでは余裕がありそうです
ただ、実際にあとどれくらいの損が出たらロスカットされるんでしょう・・・ - いい質問なのだ!
そこで、次に注目して欲しいのが、②有効評価額と③ロスカット基準額なのだ
有効評価額がロスカット基準額を下回るとロスカットされちゃうのだ!! - そうなると、この例だと有効評価額からロスカット基準額を差し引いた金額が280万円くらいだから・・
つまり、あとこの金額くらいなら、マイナスが出てもロスカットされずに持ち堪えることが出来そうってこと?
でも、もっと具体的にロスカットのイメージを知る方法があれば助かります・・・ - 実はロスカットまでのおおよその値幅は計算することも出来るのだ!
※本数値は絶対的なものではありませんので、参考程度に留めておいてください
ロスカットまでの値幅計算
- ロスカットまでのおおよその値幅は「有効評価額」と「必要保証金額」と「取引数量」の3つから求めることができるのだ~
米ドル/円を全部で500Lot(50万通貨) 持っていると仮定して計算してみたのだ! - ピザちゃんでも簡単に計算できました!
グッとロスカットがイメージしやすくなりました
ただ、毎回自分で計算するのは大変ですし、特に今回のように金額が大きい場合にはなおさらです・・・ - 心配ご無用!
外為どっとコムにはロスカットシミュレータという、どれくらい為替レートが不利に動いたら、ロスカットになるのかを事前に把握することができるとっても便利な計算ツールがあるのだ! - そんなイケてる便利な道具があるなら最初から教えてくださいよ・・・
電卓たたいて頑張って計算したのに・・・ - たしかに便利だけど、FX口座照会にある各項目が何を指しているのが必要最低限は理解できていた方が、パッと見ただけで、今の状況が瞬時にわかると思うのだ!
- たしかにそうですね・・・
自分の大切なお金を使ってるんだからこそ、最低限必要な知識は押えておきます - あと、覚えておいてほしいのが、この計算式が有効なのは、「米ドル/円」「買い」の通貨ペアだけを保有といったように「同一通貨ペア」で「同一の売買区分」のポジションを持っている場合だけなのだ!!
米ドル/円やユーロ/円と色々な通貨ペアを一緒に持っているとそれぞれ値動きがバラバラだから、求めることは難しいのだ~ - では、2つめのお悩み「ロスカットされた場合に借金が発生するケースってあるの? 」つまり、FX口座に入れている資産以上の損が出ちゃうことはあるのかなんだけど・・・ずばりその答えは・・・
- 「借金の可能性はなし」ですよね!!
ロスカットは投資家のお金を守るための制度ですし、ロスカットされてお金が減っちゃうのはわかりますが、FX口座に入っているお金が全部なくなるどころか、マイナス(借金)になるなんて・・・ - ピザちゃん、落ち着いて最後まで話を聞くのだ~
マイナス残高(不足金)の可能性は有りか無しかでいうと、ずばり「有り」なのだ - さきほどのお話では、有効評価額がロスカット基準額を下回っちゃうと、ロスカットされるっていうお話でしたが、違うんですか?
チンプンカンプンです - 例えば、比較的ゆるやかに為替レートが不利な方向に動いてきたら、最初に想定していたレベルの損失で済んだと考えられるのだ!
ただ、為替相場があまりにも急激に予想と反対方向に進んでしまうとどういった事が懸念されるかというと・・・
過去実際にあったトルコリラ/円相場の急変!!
- トルコリラ/円の急変によって預けていた資産以上の損がでちゃったお客様もいたのだ・・・
FX取引には魅力もたくさんある反面、このような為替変動といったリスクも色々あるのだ! - 金曜日のクローズが「15.069円」、月曜日のオープンが「12.976円」ってことは、2円くらいガクーンと大きく下落してスタートしたんですね・・・
つまり、この例だと月曜日の約定ルールによって、12.976円でロスカットされた・・・ - そうなのだ・・・計算上では14.400円前後でロスカットされる予定が、1円40銭くらい予測していたよりも不利なレートでロスカットされたことになるのだ
- そこで、みんなはじゃあロスカットになった場合にはFX口座にはいくら残るの?ってことが気になると思うんだけど、厳密にはその時の相場状況等も大きく影響されるからハッキリとして金額はわからないのだ!!
ただ、「有効評価額」が「ロスカット基準額」を下回るとロスカットされるって事は、ロスカットされた場合には「ロスカット基準額」以下のお金がFX口座に残るのかなぁとある程度の予測はできるかと思うのだ - ちなみになんですが、仮にFX口座のお金がぜーんぶなくなって、しかもマイナスになったらどうなるんですか?
- FX口座に入っているお金以上のマイナスが出ている状態、つまり不足金分については追加入金をしてその分を解消してもらう必要があるのだ
- 借金ヤダ・・・・
- それなら、「自分は大丈夫」って過信しないで、ちゃんと損が出てしまったことも想定しながら計画を立てなきゃなのだ~
じゃあ、最後にお悩み3つめのロスカットの回避法について説明していくのだ!!
一例からもわかるように、どんなにしっかり日頃から資産管理をしていても、特に大きな為替相場の変動があった場合には、有効比率がガクンと低下しちゃう事もあるのだ! - そうなると、テンションもガクンと下がります・・・
- ロスカットを免れる方法としては、FX口座に追加の資金を入れる、ポジションの一部を決済するという二つの方法が有効なのだ~
ただ、気を付けて欲しいのは、たしかにこの手法によって、有効比率は回復するけど、その後更に為替レートが不利に動いちゃうと結果的にロスカットされる可能性もあるってこと! - 絶対に安全・安心ってことはないんですね・・・
- そうなのだ、ちなみにロスカットされないために有り金のすべてを使った結果、取り返しのつかない事態に・・・
なんて、話を聞いたことがある人もいるかもしれないけど、FX取引とはそもそも、余剰資金で行うのだ - 「大損」したくなければ、背伸びした取引をしないってことですね・・・
- その通りなのだ~
ところで興味本位で聞いちゃうけど、米ドル/円ですごくプラスが出ているってことだったけど、いくらくらい利益が出ているの? - いくら儲かっているか聞くなんて失礼ですよ!!
自慢じゃないですが、某ピザ店のMサイズが1枚買えるくらいです - ・・・・・
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