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今後の焦点はGDPとCPI、予想は。リラは低位安定

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総括

今後の焦点はGDPとCPI、予想は。リラは低位安定

予想レンジ トルコリラ/円 12.5-13.5

(ポイント)
*今後の焦点はGDPとCPI
*株価は少し回復してきたが、長期金利は高く、リラは安い
*介入は少額でやっているようだ。外貨準備高は増加
*訪トルコ旅行者は回復中
*5月消費者信頼感は悪化
*リラ安で経済は好調 今年は5%超の成長か
*輸出もリラ安で増加
*高インフレで中銀は今後も現行の金融政策を維持せざるを得ない
*ロシア機購入とパレスチナ問題で米国との関係が悪化している
*地中海領有権問題で依然ギリシャと対立している
*中国とはウィグル族問題、ワクチン、外貨スワップ協定で関係を深めている.
*経常赤字、貿易赤字が継続
*格付け会社は格下げを示唆
*トルコ政府は資本規制を考えず
*中銀総裁解任理由は前総裁の利上げのパフォーマンスが過ぎたこと
*レアアースに望み
*EU加盟を諦めたわけでもない
*新憲法制定を画策
*大統領はGDPを世界のトップ10に引き上げるとした

(利上げ反対して、もっと金利がを上がった大失敗)
表を見て頂きたい。3月19日にエルドアン中銀総裁アーバル前総裁を解任してからのトルコリラ、株価指数、10年国債の動きだ。解任は利上げが行き過ぎだという理由であったが、長期金利は14.1%から18.3%へ上昇し、リラも株も急落、インフレも上昇してしまった。大失敗であるが、独裁的な政治なので咎めるものも人事撤回を求める声も出てこない。独裁政治の悪い面が出てしまった。リラ安で成長率は自然と高まるが高インフレは残る。ただ政府当局も市場の信頼を失っていることは理解しているようで、無暗に利下げへと向かわないようだ。少々のリラ買い介入は続けているようだ。金利差を上回るリラの下落がなきよう祈るところ。若干改善の兆しがある貿易収支を注目していきたい。

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(1Q・GDPは)
 トルコはコロナ禍の2020年でプラス成長(1.8%)を遂げた数少ない国(他に中国、台湾など)。5月31日には21年1QのGDPが発表される。
 予想は前期比2.9%成長、前年比12.5%成長。グラフは前年比。

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(3週連続外貨準備増加)
おそらく小規模なリラ買い介入を続け減少が不安視されている外貨準備残高だが、
このところ3週連続で増加している。スワップ協定を締結しているカタールや中国からの供給があるか。5月21日付で495.91億ドル。

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(焦点のCPI予想)
6月3日発表の5月CPI予想は前年比16.84%上昇で4月の17.14%から低下する見込み。トルコの政策金利は19%で中銀はインフレ率より高めにすると表明している。

(訪トルコ旅行者が3162%増) 
4月のトルコへの旅行者数は前年比3162%増加と驚くべき数字だが
前年のコロナ禍の大きな落ち込みから回復したもの。まだコロナ禍前の数字には及ばないが回復している。日本はまだ数万人。

(5月消費者信頼感は悪化)
 5月消費者信頼感は77.3で4月の80.2、予想の81.9から悪化した

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ下限と中位の間で小動き

 日足、依然ボリバン2σ下限と中位の間で推移。5月18日-24日の下降ラインが上値抵抗。5月14日-24日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。
 週足、4月26日週-5月10日週の上昇ラインがサポート。5月10週-5月17日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、21年3月-4月の下降ラインを上抜くか。2月-3月の下降ラインが上値抵抗。3月-4月の上昇ラインがサポート。
 年足、6年連続陰線。今年は僅かながらも陽線スタートも中銀総裁の電撃解任で陰転。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

トルコの2020年の総人口は8,361万人、失業率は13.2%

2020年の労働力人口は、「新型コロナ禍」の影響などもあり、前年比167万6,000人減の3,087万人、失業率は13.2%となった。
 また、2020年末の総人口は8,361万4,000人。トルコの人口は、2019年まで毎年約100万人ずつ増加してきたが、2020年は46万人増にとどまった。国内最大の経済都市であるイスタンブールの人口は1,546万人で、前年から約5,600人の減少に転じた。「新型コロナ禍」での行動・移動制限などによる地方都市からの労働人口流入の減少や、地方への一時退避などの影響とみられる。他方、イスタンブール近郊のコジャエリの人口は増加している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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