豪ドル/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
直近1週間のポイント
・米小売でインフレ懸念が後退
・米長期金利低下 米株高でリスクオン
・中国4月小売が減速
豪ドル/円は一進一退
13日には84.30円前後まで弱含みましたが、14日には85.17円前後へと反発。
米4月小売売上高が予想を下回り米国のインフレ懸念が後退すると、米長期金利の低下とともに米国株が上昇した事が豪ドル相場を押し上げました。
17日には中国4月小売売上高が冴えない結果となった事もあって84.40円台に反落しましたが、18日には85円台を回復。
しかし、米国株安の影響で85円台には定着できず84円台後半へ押し戻されており、19日の東京市場でも84円台後半で推移しています。
注目ポイントは雇用統計
20日に豪4月雇用統計が発表されます。
前回3月雇用統計は新規雇用者数が7.07万人増、失業率は5.6%に低下するなど強い内容でした。
今回の市場予想は新規雇用者数が2.00万人増、失業率は5.6%となっています。
豪中銀(RBA)は豪州経済の回復は想定以上としながらも、賃金の伸びが鈍い点を強く気にしています。
賃金の伸びが加速するためには、雇用者数の増加が欠かせません。
豪4月雇用統計で、市場にくすぶるRBAの利上げ期待を補強する事ができるか要注目です。
その他、足元でやや不安定な主要国株価や、原油などの商品価格の動向も引き続き豪ドル/円の値動きに影響するでしょう。
来週までの豪ドル/円の見通し
予想レンジ
83.500円~86.000円
基調
底堅い
来週までの注目ポイント
☆20日 豪4月雇用統計
・原油価格 主要国株価
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