動画配信期間:2021/4/9~
幅広い金融・経済知識を持つ株式会社FISCOのアナリスト、馬渕磨理子さんが外為どっとコムのセミナーに初登場。 アメリカと中国の関係は為替相場にどう影響するの?人民元の知られざる魅力とは?株式投資を熟知する馬渕さんから見たFXの魅力は?動画を視聴することで、FXトレードのポイントや取引のコツがスッキリ分かるかも。
(冒頭1:51頃から) 初めに、ドルや世界の構造について。
貿易における決済はドルなので、アメリカは世界最大の消費国。
アメリカは世界から大量のモノやサービスを輸入している。 なので輸入をすると、その対価をドルで支払うのでアメリカ以外は地球全体にドルがばらまかれているような状況を自ら作ることができる。
ただ、アメリカは最も魅力的な金融市場を国内に持っているので、 実は支払ったドルが還流するような仕組みまで作っているところがドルの強みなんだそうです。
なのでアメリカ以外の国がドルを稼いで、 その国がデフォルトしないかどうかという風にドルを稼ぐことが何よりも大事だそう。
その稼いだドルで米国債を買っているっていうか現状があり、 ドルをアメリカに還流させている。
これによってアメリカの強い構造、 世界の構造ができあがっている。
(16:47頃から) ここからは中国の現状について。
・中国は基軸通貨になりたいが、現状ではなれない。
・中国は「貿易黒字国」で海外からドルを受け取るほうが多い。
・受け取ったドルを人民元に両替して自国内で流通。
・人民元は世界に出ないが、ドルは世界に還流している。
・そもそも資本規制をしている。
1985年のプラザ合意以降、過度な円高が日本経済に与えた影響を中国が学び、自国通貨である人民元を守っているとも言われているようです。
中国の課題として
・債務超過に陥っている金融機関のテコ入れ ・資本規制の解除 ・資本規制の解除後、規制の復活がないと確約
各課題が短期的に達成できるものではないが、 アメリカを意識して、基軸通貨を狙っているのが今の中国だそうです。
(22:23頃から) 人民元の魅力についてもお話いただきました。
人民元の魅力は高金利通貨であり、スワップが狙える点。 国としての成長率の見込みから人民高傾向でもあるため、値幅も狙える。 なので人民元トレードは、基本買いから入るスタンスだそうです。
また、人民元/円のチャートの見方も簡単であると。 人民元/円とドル/円のチャートは似た形になっているため分析しやすい。
1lot当たりの証拠金も700円と安いのも魅力的だとお話してくださいました。
(35:57頃から) 最後に、株式投資を熟知する馬渕さんから見たFXの魅力についてお話していただきました。
・FXを通して通貨のパワーバランスを学べる
・FXを通して世界情勢の本音を学べる
・世界情勢を知ることで、リスクヘッジの感覚が身につく
・スワップポイント、値幅で稼げる
・楽しい
反響をたくさんいただいたセミナーであり、沢山の方々に見ていただきたいセミナーとなりました。
馬渕 磨理子氏(フィスコ 企業リサーチレポーター)
認定テクニカルアナリスト(CMTA®)
公共政策修士
京都大学公共政策大学院で、法律、経済学、行政学、公共政策を学び、修士過程を修了。
法人の資産運用・管理を自ら行い、そこで学んだ財務分析・経営分析を生かし、フィスコ企業リサーチレポーターとして、個別銘柄の分析を行っている。全国各地でIRセミナーに登壇、プレジデント、SPA!など多数メディア掲載の実績を持つ。
現在は、ベンチャー企業でマーケティングを担当し、その実務経験を通して企業分析を行う強みを持つ。
大学時代は、国際政治学を専攻し、ミス同志社を受賞している。