と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
▼為替損益(スポット)の計算方法
▼非対円通貨の為替損益は?
▼円換算レートの変動が為替差益に影響
▼円換算レートとは
▼まとめ
- ユーロ/米ドルの取引に興味があるんですが損益の仕組みがよくわからないんです・・・・
儲かった分は米ドルで貰えるんですか?それともユーロ??あぁ、すっごいややこしい - ちょっと、落ち着くのだ!
損益は「日本円」で発生するから何も難しく考える必要はないのだ!
※国内FX口座の場合、口座通貨は円建てとなります - エッー!!FX取引でユーロ/米ドルを買うってことは、言わば欧州のお金「ユーロ」と米国のお金「米ドル」を交換するってことですよね?
「日本円」はぜんぜん絡んでいませんが、どのような仕組みになっているのでしょう? - チンプンカンプンのピザちゃんのために、まずは米ドル/円やユーロ/円といった対円通貨における損益の計算方法を教えるのだ~
為替損益(スポット)の計算方法
- もっと複雑だと思っていましたが、以外と簡単ですね・・・
- この計算式は「為替差損益(スポット損益)」を求める式だから、実際の取引損益にはスワップポイントも関わってくるんだけどね!
- では、この計算式に当てはめて考えてみよっと・・・
ユーロ/米ドルが1.19000ドルの時に「10,000通貨」買って、1.20000ドルで売るとなると、値幅が0.01000だから、これに取引数量の10,000をかけると・・・・
利益は「100円」!?シビアな世界です - 先走りすぎなのだ!
最初に説明したように、この計算式はあくまで対円通貨の損益を求めるための式なのだ!
ユーロ/米ドルのよう非対円通貨ペアの損益を求める場合には、さらに円換算レートを加える必要があるのだ! - 円換算レート???
- 円換算レートとは、通貨ペアの「右側の通貨(基軸)」と「日本円」のペアのレートなのだ!
例えば、ユーロ/米ドルの場合には、右側が米ドルだから、米ドルと円のペアである「米ドル/円」が円換算レートになるのだ~
米ドル/円のレートが109.000円だとすれば、さきほどの計算式にこの米ドル円のレートを加えて・・・・
非対円通貨における為替損益の計算式
- 最初、利益が「100円」かと思ってビックリしちゃいましたが、計算し直すと「10,900円」のプラスですね♪
あっ、ちょっと待ってください・・・
米ドル/円の為替レートが関係するってことは、決済するときの為替レートが高い方が利益も大きいってこと?
米ドル/円は2021年1月には102円台まで下げていましたが、3月時点では109円台くらいまで上昇しているから、ユーロ/米ドルで取引するなら今が狙い時なんじゃ!?
為替レートの変動が損益に影響!?
- 確かに米ドル/円の為替レートが関わってくるから、その考え方自体は間違ってはいないけど、損になる場合のことが頭から完全に抜けているのだ~
逆に考えれば、為替相場が思惑とは反対方向に進んでしまった場合には 米ドル/円の為替レートが高い方が損失も大きくなるのだ! - 浮かれすぎてて、損を出す可能性なんてまったく考えていませんでした・・・
たしかに、利益が出ている時は米ドル/円の為替レートが高い方が有利ですが、損を出してしまっている時は米ドル/円の為替レートが低いほうが損失は少なくすみますもんね・・・ - 利益追求も大切だけど、リスク管理は徹底するのだ!
- はい・・・
でも、改めて見ると、外為どっとコムではユーロ/米ドル以外にもポンド/米ドルとか米ドル/スイスフランといった非対円通貨ペア もたくさん揃っていますね!
ピザちゃんのようなチーズをまとう身としては、チーズフォンデュが有名なスイス・・・米ドル/スイスフランの通貨ペアに興味あります - 世界にはたくさんの通貨があって、それぞれ特徴があるのだ~
ピザちゃんが、普段よく取引している米ドル/円とは、また感覚が違うだろうから、はじめて取引する通貨ペアの場合には取引数量を抑えるのがいいかもね! - 米ドル/スイスフランの為替レートが「0.90000フラン」の時に10,000通貨買って、「0.91000フラン」の時に売るとなると、先ほどのユーロ/米ドルの例と同じく値幅は「1000pips」か・・・
米ドル/円の為替レートが109円だと・・・・
なーんだ、ユーロ/米ドルの場合も、米ドル/スイスフランの場合も、利益は同じ「10,900円」ですね♪ - ぜんぜん人の話を聞いていないのだ!!
「円換算レート」とは、通貨ペアの右側の通貨と円のペアなのだ~
そうなると、「米ドル/スイスフラン」の場合は右側の通貨はなーんだ? - スイスフラン・・・スイスフラン/円の為替レートを見なきゃダメなのか!!
円換算レートとは?
- そうなのだ!
米ドル/スイスフランの場合は「スイスフラン/円」、ユーロ/豪ドルの場合は「豪ドル/ 円」が円換算レートになるのだ~ - 間違いやすそうです・・・
- 覚えてしまえば、簡単なのだ~
ちなみに自分で計算しなくても計算ツールを使えば、非対円通貨の損益を求めることも出来るのだ! - 今までは単純に「利益がでた」「損がでちゃった」くらいしか考えていなかったので、今日は為替差益の計算式もお勉強できたし、非対円通貨の場合は円換算レートの変動によって損益が変わってくるってことも知れて良かったです♪
- 補足でもうひとつ!
非対円通貨におけるスワップポイントも日本円で発生するけど、外為どっとコムではこの金額は前営業日の終値にて円換算した金額になるのだ~ - 利益や損失の仕組みがよくわからなくて、これまで対円通貨以外の通貨ペアの取引を避けていましたが、これでもう怖くないもん