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3月3日(水)ドル/円
基調
波乱含み
目先の注目材料
・3/3 英財務相予算演説(下院)
・主要国株価、国際商品価格
財務相予算演説に注目
本日は、スナク英財務相が議会下院で行う予算演説が注目を集めている。
英国は新型コロナウイルスワクチンの接種が他国より速いペースで進んでおり、足元では新規感染者および死亡者の数は減少傾向にある。
こうした中で英国景気の先行きに対する楽観的な見方が広がっており、その期待がポンド相場の上昇をリードしている。
スナク財務相は本日の演説で、ロックダウン(都市封鎖)による一時帰休者の賃金の一部を肩代わりするプログラムを9月末まで延長する方針を示している。
3月末で期限が切れる事業税免除などの企業支援策の扱いにも注目したい。
財政赤字への懸念を強める事なく景気回復期待も腰折れさせない予算案を示せるかどうかが、本日の演説の焦点となろう。
英経済に対する楽観的な見方が一段と強まれば、ポンド/円は2月25日に付けた2018年5月以来の高値150.44円前後に向けて再び上伸する可能性もありそうだ。
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