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株は印紙税引き上げ報道で下落。元高はゆっくり、妥協しない中国

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総括

株は印紙税引き上げ報道で下落。元高はゆっくり、妥協しない中国

予想レンジ 人民元/円 16.2-16.7  

(ポイント)
*印紙税引き上げ報道で上海、香港ともに株価は下落
*2月で人民元は対円で7か月連続陽線となりそうだが、値幅は小さい
*中国の新型コロナによる死者は日本より少ない
*ワクチン戦略に積極的
*米国は対中関税を維持
*最優遇貸出金利は2月で10か月れんぞく据え置き
*次の焦点は月末のPMI
*全人代は3月5日から
*日本の1月の中国向け輸出は前年比37.5%増加
*2020年の経常収支は3000億ドル、ドイツを抜き首位に
*コロナ禍でも20年は2.3%成長
*GDPは100兆元を達成
*海外資本の中国債券市場への流入が続く
*2035年までにGDP倍増、5年内の高所得国入り目指す
*双循環がキーワード 国内循環と海外循環
*2022年は米中国交回復50年
*2021年は共産党建党100年
*米国は中国の為替操作国の認定解除
 
(妥協しない中国の経済力の強さ、元高もゆっくり)
 春節休暇を終え中国が戻ってきた。経済指標良し、コロナ感染抑制に成功、貿易黒字拡大でもっと人民元が上昇していいかと思うが、常に世界の通貨の中で強からず、弱からずの通貨政策をとっている。他国の忠告を聞かないのは政治、経済分野で共通している。妥協しないのは経済力に自信をもっているからだろう。経済指標も操作していると言われているが、1月の日本の輸出が中国向けだけが突出して増加していることを見れば、指標操作の疑いは薄まっていく。既に世界から有数の企業が中国で現地生産し成功しているのだから数字の操作はないだろう。
 
外交には妥協しない。トランプ政権で強硬な要求を突き付けられたが乗り切った。現在でも世界から批判されている香港やウィグル族問題、対日では尖閣諸島問題、カナダとは中国在住のカナダ人逮捕の問題、英国とは香港人の移民問題もある。経済が強いだけあって相手国が折れてくるのを待っているようでもある。
 そうこう考えると通貨政策も日本のプラザ合意時の急激な円高のような、人民元高を期待しても実現しないのではないか。非常に緩やかな元上昇しか望めない。

(昨日株安の原因)
2月24日の上海総合指数は1.99%安、香港ハンセン指数は2.99%安となった。世界全体で株が下がったが中国株の下げが大きかった要因は印紙税の引き上げ報道があったからだ。
 印紙税に関して、香港政府の陳茂波・財政司司長(財務長官)が2021年度の政府予算案で、株式の取引に課す印紙税の税率を引き上げる方針を示した。買い手と売り手が負担する印紙税の税率が取引金額の0.1%から0.13%に引き上げられる見込み。

(中国のコロナ感染状況) 
新型コロナウイルスの感染状況では、2月22日に中国本土で新たに10人の感染が確認された。いずれも海外からの入国者。新たな死者はゼロだった。
 22日に新たに確認された無症状感染者は9人。医学観察中の無症状感染者は302人だった。
全国で8万9852人の感染者が確認され(うち8万4842人が治癒)、死者が4636人となった。また、これまでに本土以外から報告された感染者数は香港が1万884人、マカオが48人、台湾が942人となっている。
 
(最優遇貸出金利)
中国の全国銀行間同業折借中心が2月20日に発表した2月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は、1年物が3.85%、5年以上物は4.65%だった。ともに昨年5月から10カ月連続の据え置きとなった。
  
(米の対中関税は維持)
イエレン米財務長官は、中国が引き続き貿易合意を履行することへの期待を表明し、米国は中国への政策方針を評価している段階であり、トランプ米前政権が中国製品に課した関税は当面維持されると述べた。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン2σ上限から反落も2月24日は17日-18日の下降ラインを大きく上抜く

 日足、2月17日-18日の下降ラインを大きく上抜く。2月23日-24日の上昇ラインがサポート。17日-24日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。ボリバン上位。
 週足。先週はボリバン3σ上限から反落も今週はここまで陽線で2σ上限へ。1月25日週-2月22日週の上昇ラインがサポート。
 月足、6か月連続陽線。2月もここまで陽線。11月-1月の上昇ラインがサポート。ボリバン3σ上限の16.64に近づく。雲中には入りきれていない。
 2020年は年足陽転。11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜いて2021年はオープン。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

ワクチン戦略

 中国政府は、東欧モンテネグロへの新型コロナウイルスワクチンの寄贈を決定した。
 外交部の王毅部長は、「中国は10以上の国・地域と提携し、コロナワクチンの研究開発を展開している」と述べた。WHOの要請で、中国は「 WHO コロナワクチン実施計画」に参画し、1000万回分の中国製ワクチンの提供を決定。王部長は「中国は人道的見地から、いかなる政治的条件も設けず、ワクチンを必要とする53の発展途上国にワクチンを援助することで合意し、17日時点で22カ国にワクチンを輸出した」と強調した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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