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リラ相場回復に水を差した大統領

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総括

リラ相場回復に水を差した大統領

(通貨6位、株価7位)

予想レンジ トルコリラ/円 13.5-14.2

(ポイント)
*リラ下落、大統領が「「利下げすると、インフレが収まる。高金利には反対だ」と発言
*今週は政策金利決定がある
*21年はEUとの外交に柔軟姿勢を見せ始めている
*世銀はトルコの2020年成長見通しを0.5%とした
*2021年は4%、22年は3.8%成長とした
*インフレは12月も上昇
*11月は40.6億ドルの経常赤字へ拡大
*12月製造業PMIは悪化
*エルドアン大統領は金利、為替、インフレの「悪魔の三角形」を打破するとした
*リラ円年足は6年連続陰線、但し20年11月、12月は連続陽線
*外貨準備は増加傾向
*11月貿易収支は再び50億ドルの赤字
*中銀は為替介入は行わないとした
*20年の株価は世界で3位の強さ
*3Q・GDPは予想を上回った
*国民はリラより外貨や貴金属を選好している
*大統領はGDPを世界のトップ10に引き上げるとした
*数多くの国際紛争に関わっている
*ムーディーズが格付け引き下げ
*カタールの枠増加に続きに続き中国ともスワップ協定締結

(リラ相場回復に水を差した大統領)
先週末リラは14円を割り込み一時13.81円まで下落した。恐れていたことだが、エルドアン大統領が、リラ相場回復に水を差した。大統領は「利下げすると、インフレが収まる。高金利には反対だ。アメリカだって、日本だってそうだろう。利下げでインフレが抑制されている」と、久々に持論を展開した。昨年11月からは、エルドアン大統領が「利下げすればインフレが収まる」という持論を抑え、中銀が「金融政策は引き締めスタンスを取り、持続的にインフレ率を下げて2023年までに5%の目標を達成する。物価安定の目標達成へあらゆる政策ツールを躊躇なく活用すると強調した」ことに対して、「中銀の政策を十分にサポートする」と発言し、これまで対立することが多かった中銀を支持する姿勢を示してきたことで、リラが12円前半から14円まで戻していたのであった。中銀が11月から6.75%利上げしたことに不満を持っていたようだ。今後の金融政策決定にも口を挟めば前途多難だ。中銀総裁の辞任までに繋がれば、これまでの流れをぶち壊してしまう。
 
(政策金利は据え置きか)
トルコ中銀は1月21日の会合で政策金利を17%に据え置くとの予想だ。
中銀は昨年11月以降、アーバル新総裁の下で物価高騰に対処するため政策金利の1週間物レポレートを計6.75%引き上げている。ただ今回は、エコノミスト20人のうち、利上げがあると答えたのは5人(3人が0.5%、2人が1.0%)にとどまった(ロイター)。

(強硬外交転換の兆し EUに秋波、米政権交代影響か)
 東地中海における隣国ギリシャとの海底資源争いなどで非妥協的な外交姿勢を取ってきたエルドアン大統領が最近、ギリシャを支えるEUとの関係で「新たなページを開きたい」と訴えるなど、融和ムードづくりに努めている。米国で、トルコに批判的なバイデン政権が発足するのを前に、国際社会での摩擦解消を図ろうとしているようだ。
 トルコは11日、東地中海問題をめぐる対立解消に向けたギリシャとの協議をイスタンブールで25日に開くと発表。実現すれば約5年ぶりとなる。エルドアン大統領は日、「協議が新たな時代の先駆けとなると信じている」と期待を示した。
  トルコはまた、イスラム教の預言者風刺画問題などで対立を深めたフランスとの関係修復に意欲を表明。EU以外でも、イスラエルやサウジアラビアとの和解に前向きな態度を見せる。
 米国は先月中旬、ロシアの地対空ミサイルシステム「S400」を導入したとして、対トルコ制裁を発動。バイデン次期政権がロシアへのトルコの傾斜を阻止しようと制裁を一段と強化する可能性もあり、トルコは警戒を強めている。
 

(ワクチンの接種開始 中国製)
 トルコで1月14日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が始まった。中国の製薬会社、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンだ。当初は医療従事者らを対象とし、徐々に拡大する。
 エルドアン大統領も、自らワクチン接種を受けた。
トルコはシノバックと5000万回分のワクチン購入契約を結び、第1弾として300万回分を輸入した。米ファイザー製やロシア製ワクチンの購入も交渉中だとしている。
 トルコは12月、シノバック製ワクチンの有効性が9割を超えたと発表した。ただ、臨床試験のサンプルの数が少ないとの指摘もある。ブラジルの研究所は今月12日、同社製ワクチンの有効性が5割にとどまったと明らかにした。
 人口8000万人のトルコでは2万3000人超が新型コロナで死亡し、感染者数は累計230万人に上る。週末や夜間を外出禁止にするなど、経済・社会に大きな影響が出ている。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン上限から反落 中位も下抜く 今朝は下降ラインを上抜く

日足、ボリバン上限から中位へ反落。1月14日-15日の下降ラインが上値抵抗。1月11日-15日の上昇ラインを下抜く。12月17日-1月18日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。今朝は1月15日-18日の下降ラインを上抜く。
 週足、先週は5週連続陽線とならず。12月7日週-14日週の上昇ラインがサポート。1月4日週-11日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位越え。5週移動平均上向き。
月足、20年11月、12月は19年6月-7月以来の連続陽線となった。11月-12月の上昇ラインがサポート。19年12月-20年1月の下降ラインが上値抵抗。まだボリバン下限。5か月移動平均は下向き。
年足、6年連続陰線。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。 12年-20年の上昇ラインを下抜いている。

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メルハバ

トルコ、英国との輸出入の運用に大きな混乱見られず

 トルコ英国・自由貿易協定(FTA)発効後のトルコと英国との輸出入の運用状況については、関税の直接払いと保証状差し入れの両方が受け入れられており、目立った混乱は見られていないもようだ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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