読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

強い外部要因、弱い外部要因。コロナ致死率は世界一 インフレ低下

f:id:okinawa-support:20190828090023p:plain

 

総括

強い外部要因、弱い外部要因。コロナ致死率は世界一 インフレ低下

予想レンジ 4.9-5.4 

(ポイント) 
*海外のメキシコ人労働者からの国内向け送金が増加
*経常収支は3Qに史上最大に
*原油高もメキシコに恩恵
*国内要因は弱い
*コロナウィルスでの致死率は世界一
*20年国内新車販売は大きく減少
*12月CPIは3.15%に低下
*フィッチは格付け据え置き
*対米貿易依存度が頗る高い

 (市況)
 2020年は4月の安値4.22円からは順調に回復したが、コロナ発症で2月の6円台から急落した分をすべては取り戻さず5円前半で推移している。

(強い外部要因)
外部要因は強い。6月以降黒字を続けている貿易収支、米国で働くメキシコ人労働者からのメキシコ国内への送金の増加、3Qに史上最大の黒字となった経常収支などが上げられる。原油価格の回復もペソ買い要因だ。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」による2月の協調減産体制を巡る協議はサウジアラビアの自発的な大幅減産で2-3月に全体として増産しないことが決定したことでWTIが50ドルのせとなった。
 ただ米新政権がスムーズに船出が出来るか、コロナ変異種の広がり、中国PMIの悪化、人民元高が年初の懸念材料だ。

*表=海外で働く労働者からメキシコへの送金=いわば仕送りが増加している

f:id:okinawa-support:20210108080614j:plain


(弱い国内要因)
外部要因の強さに比し国内要因はコロナ感染者の増加もあり弱い。メキシコはコロナウィルスでの致死率が世界で一番高い。経済指標では12月製造業PMIは42.4と、11月の43.7から下落し、引き続き景況改善・悪化の分岐点となる50を下回った。コロナ感染が需要抑制や人員削減、鉱工業生産の一段の減少につながっている。

*表=コロナ感染での致死率はメキシコが一番高い

f:id:okinawa-support:20210108080640j:plain

(12月消費者物価は低下)
12月消費者物価は3.15%、昨年5月以来の低水準。11月は4か月ぶりに4%を割り込み3.33%となっていた。低下傾向が続けば、再び利下げ観測が強まるだろう。
 
 (ワクチン接種始まる)
 ロペスオブラドール大統領は、新型コロナウイルスワクチン接種を高齢者に3月末までに接種する意向を明らかにした。これまでに医療従事者約4万4000人に、現状で同国で入手できる唯一のワクチンである米ファイザー製を接種。ただ、当局は向こう数週間で接種を加速する考えだ。広大な地方の農村部などの地域は医療サービスが貧弱で、3月末までにすべての高齢者への接種を終えるのは至難の業になる。
遠隔地の高齢者向けは、1回ずつの接種で済み保存も容易な中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)製ワクチンに頼ることになる。

(2020年の国内新車販売台数は減少)
 2020年の国内新車販売台数が19年比28%減の94万9353台だったと発表した。11年(90万5893台)以来、9年ぶりの低水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大で販売店が営業を停止したことが響いた。
4年連続で前年の水準を下回った。20年の下落幅は、メキシコの金融危機(テキーラ危機)時の1995年(62%減)以来の大きな落ち込みとなった。

テクニカル分析

ボリバン3σ上限から反落 下限に近づく

 日足、1月6日、7日とボリバン3σ上限で跳ね返される。今朝は1月5日-6日の上昇ラインを下抜きボリバン下限に近付く。5日線下向く。雲の上だが近い。
 週足、陽線続が上昇幅は小さい。12月7日週-28日週の下降ラインを上抜くも反落。12月21日週-1月4日週の上昇ラインがサポート。雲の上。
月足、21年は上昇スタートも11月-12月の上昇ラインが上値抵抗。9月-10月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位。雲の下。
 年足。16年-19年の上昇ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲは長く21年は上昇スタート。

f:id:okinawa-support:20210108080658j:plain



VAMOS MEXICO

フォルモサ債の発行

  メキシコ財務省は、同国初の「フォルモサ債」の発行手続きを終えたと発表した。フォルモサ債は台湾で発行される外貨建て債の総称。
今回はドル建てで、期間50年、30億ドルを調達した。応募倍率は3倍を超え、台湾の保険会社をはじめ210の国際的な機関投資家から引き合いがあった。表面利率は3.75%。これで今年のメキシコ予算にとって必要な外貨建て調達の35%をカバーできたと付け加えた。
メキシコは昨年11月、国際金融資本市場で総額66億ドルの債務借り換えを完了している。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。