いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
12月8日(火)ユーロ/ドル
基調
方向感模索
目先の注目材料
・12/8 独12月ZEW景況感指数、ユーロ圏7-9月期GDP・確定値
・12/10 ECB理事会、EU首脳会議(~12/11)
・主要国株価、国際商品価格
重要イベント控え1.22ドル手前で足踏み
ユーロ/ドル相場は4日に1.21773ドル前後まで上昇して約2年7カ月ぶりの高値を付けたが、その後は伸び悩んでいる。
欧州中銀(ECB)理事会やEU首脳会議を週後半に控え、持ち高調整のユーロ売りが出ているようだ。
昨日は1.20784ドル前後まで下落する場面もあった。
ドルの先安観は根強いものの、ECBが市場予想を上回る規模・期間の追加緩和を打ち出すケースや、英・EU通商交渉が決裂して「通商合意なき離脱」が実現するケースへの警戒感がユーロの買い持ち(ドルの売り持ち)を一部削減する動きに繋がっていると考えられる。
こうした動きを踏まえると、ユーロ/ドル相場の1.22ドル台への続伸は、ユーロに買い安心感が広がらなければ(ドル安だけでは)難しいと言えそうだ。
いずれにしても、追加緩和が確実視される10日のECB理事会と、英・EUの通商問題が主要議題となる10-11日のEU首脳会議は、ユーロのカギを握る重要イベントになる公算が大きい。
それだけに、ユーロ/ドル相場は10日に向けて次第に様子見ムードが強まる事になりそうだ。
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