いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
12月2日(水)ポンド/円
基調
波乱含み
目先の注目材料
・英・EU通商交渉
・主要国株価、国際商品価格
明日3日が交渉の「デッドライン」?
先月末30日、欧州連合(EU)の外交官は英国との通商交渉について、12月2日もしくは3日までに合意が得られない場合、移行期間が終了する12月31日が約3週間後に迫るため、EUは緊急措置を発動させるとの見解を示した。
英・EUの双方はこれまでも合意期限をなし崩し的に延期してきた経緯があるため、明日3日が本当の意味での「デッドライン」になるのかは不明だが、なんらかの発表があってもおかしくないタイミングではあろう。
先のEU外交官は「企業のほか、関税局などの政府当局は、合意が得られなかった場合、何に関税がかかるのか情報が必要になる」とし、「これまで緊急措置の発動は延期してきたが、これ以上は延ばせない」と述べている。
ポンド/円は昨日の海外市場で140.30円前後まで上昇して約3カ月ぶり高値を記録するなど堅調に推移しているが、ここから先は交渉の行方次第となる可能性が高いだろう。
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