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11月に入ってトリプル高。バイデン効果、ワクチン効果あり

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総括

11月に入ってトリプル高。バイデン効果、ワクチン効果あり

予想レンジ 4.7-5.2 (通貨10位、株価12位) 

(ポイント) 
*11月になってトリプル高が進んでいる
*原油高も好材料
*コロナ感染者数は100万人を超えた
*政策金利はインフレ上昇もあり据え置きとなった
*今週は指標の発表はなかったが来週は盛りだくさん
*米加との国境封鎖は続く
*10月消費者物価は依然4%越え
*10月自動車生産は増加
*フィッチは格付け据え置き
*大統領はまだ親米大統領に祝辞送らず
*3Q・GDPは前期比12.0%増
*10月は月間最強通貨
*中国製ワクチン治験実施
*貿易黒字がペソを支えている
*雇用はやや改善
*海外からのメキシコ向け投資や送金は増加
*中銀によればここまでの景気回復は外部セクターに依存
*政府は、総額2970億ペソのインフラ投資計画を発表
*中銀が発表した調査では、20年の実質経済成長率はマイナス9.97%
*中銀は流動性供給を延長
*債務拡大でソブリン格付けの引き下げも話題になり始めている
*対米貿易依存度が頗る高い

(11月に入ってトリプル高)
11月に入ってはペソ高、株高、債券高(金利低下)が続いている。やはりバイデン新米国大統領誕生で米国の対メキシコ政策が緩和される期待とファイザーやモデルナのコロナワクチン治験進展が好感されている。二つの材料も逆転する可能性が100%ないわけでもないことは注意したい。
11月19日時点で11月はメキシコペソが10月末比、対円で3.85%高、対ドルで4.87%高、
メキシコボリバル株価指数は13.2%高、10年国債は6.01%から5.85%へ低下している。
 また原油価格も40ドル以上で安定し産油国メキシコにとっては好材料だ。

(来週の指標は)
 来週は11月中旬のインフレ、10月出業率、9月小売売上、3Q経常収支、3Q・GDP確報、9月経済活動指数、中銀議事録など盛りだくさんの材料がある。今週は主要指標の発表はなかった。

 (新型コロナ感染100万人)
良い材料ばかりではない。11月14日で、新型コロナウイルスの新規感染者が5860人増え、100万3253人になった。米ジョンズ・ホプキンス大によると、累計感染者が100万人を超えたのは世界で11カ国目となる。1日の新規感染者は4千~6千人規模増えており、深刻な状況が続いている。
 新型コロナによる死者数は9万8259人に達しており、世界で4番目に多い。保健省は10月後半には、平年と比べて死者数がどれだけ多いかを示す「超過死亡」は19万3170人に達しているとの推計を公表している。

(米、カナダ・メキシコとの国境封鎖を12月21日まで延長し)
米国土安全保障省は11月18日、国境を接するカナダやメキシコとの不要不急の往来禁止措置が12月21日まで延長される見通しと明らかにした。米国内で新型コロナウイルス感染が急増しているため。現行の制限措置は今週21日に期限切れとなる。
国境封鎖は新型コロナ拡散を防ぐため、3月から続いている。

(米、メキシコ元国防相への起訴取り下げ) 
 米司法省とメキシコ司法長官局は、麻薬取引などに関与したとして米国で身柄を拘束されたメキシコ元国防相のシエンフエゴス氏について、米検察が起訴を取り下げ、メキシコ側に調査を委ねると発表した。外交的な配慮による措置としている。
米当局によると、シエンフエゴス氏は米で起訴が取り下げられれば、自主的にメキシコに帰国することにすでに合意した。
シエンフエゴス氏は軍のトップを務め、ペニャニエト前政権で2012年から18年まで国防相を務めた。
メキシコのロペスオブラドール大統領は、対抗措置として、米麻薬取締局がメキシコで活動できるようにする協力合意を見直すと警告。バー米司法長官やメキシコ当局とで事態打開の道を探っていた。
起訴取り下げの発表を受け、メキシコのエブラルド外相は、米の起訴取り下げは前例がなく、メキシコの主権とメキシコ軍に対する敬意を象徴すると述べ、今回の措置を受け、両国の安全保障面の協力が進展し得ると指摘した。

テクニカル分析

ボリバン上位で揉みあい

 日足、5.24に達した後は小反落しボリバン上位で揉みあう。ただ昨日11月19日は11月16日-18日の下降ラインを上抜く強さも見せる。11月9日-116の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。11月13日-19日の上昇ラインがサポート。雲の上。ボリバン上位。
 週足、2週連続でボリバン上限の5.20円あたりから上ヒゲで抑える。11月9日週-16日週の下降ラインが上値抵抗。11月9日週-16日週の上昇ラインがサポート。雲の中へ。
 月足、6月-9月の下降ラインを上抜く。9月-10月の上昇ラインがサポート。ボリバン中位に一時達するも反落、雲の下。
 年足。16年-19年の上昇ラインを下抜く。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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VAMOS MEXICO

10月殺人件数増加

10月の殺人件数は9月より7.7%上昇し、2944人となった。史上最悪の事態が続いている。
1-10月で29182人となった。日本の年間殺人事件は500人に満たない。メキシコはブラジル、インドなどと並び世界でも有数の殺人発生国だ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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