「FXには興味があるけれど、パソコンを持っていないから始められない」という声を聞くことがあります。
スマートフォンの登場で、個人用のパソコンを持たない人が増えています。
そうしたこともあり、FXに関心があるにもかかわらず、パソコンがないことを理由に、FXを始められない人が、想像以上に多いようなのです。
ところが、実際はパソコンのような大きい画面を持たないスマホだけでも、FXは十分に始められます。
口座開設から実際のトレードまで、普段使っているスマホで行なっている人も少なくありません。
そこで今回は「パソコンは持っていないけれど、FXに関心がある」という人たちのために、スマホを使ったFXトレードについてご紹介してみたいと思います。
FXをスマホで行うメリット
スマホでFXを取引する一番のメリットは、場所や時間を選ばないという点でしょう。
初めてFXにチャレンジする人のみならず、すでにパソコンでFX投資をしている人にとっても「外出先でトレードしたい」「仕事の合間の“ちょっと”した時間にチャートをチェックしたい」といった場合などに、とても便利です。
スマホ用のアプリはパソコンよりも画面が小さいこともあり、シンプルな操作で売買できるような仕様にしているFX会社が多く、国内のユーザーが7000万人を超えたスマホの利用状況を背景に、各FX会社はスマホアプリの使いやすさ向上に力を入れています。
むしろ、FXを始めたばかりの初心者にとって、スマホを使ったトレードは、やりやすいかもしれません。
スマホからもできる口座開設
「スマホだけでFXができるのは分かったけれど、どのように始めればいいの?」という人もいるでしょう。
FXを始めるときは、まずFX会社に口座を開設しなければなりません。
かつてはパソコンでないとできませんでしたが、今はスマホからでも申し込みができます。
パソコンを持たず、普段からスマホ一台で済ましているような人は、スマホ入力に慣れているでしょうから、パソコンよりもスマホでの申し込みのほうが簡単かもしれません。
また、スマホならカメラで書類を撮影してそのままアップロードするだけです。
コロナ禍で人との接触を避けたい方や、日中は外出することが多く、本人限定の郵便を受け取れないような方は、スマホを使っての口座開設がいいかもしれません。
スマホ専用アプリでトレード
ご存知の方も多いと思いますが、FXはローソク足が並んだチャート画面を見ながら、通貨ペアを売買するのが基本です。
そのため各FX会社は、チャート閲覧、分析、通貨ペアのトレードがスムーズに行えるように、パソコン用とスマホ用の両方の専用アプリを提供しています。
スマホ版もパソコン版に遜色ない機能を備えており、スムーズにトレードが可能です。
チャートのリアルタイム表示はもちろんのこと、複数の時間足も表示させられ、各種テクニカル分析にも対応しています。
パソコンにも劣らない情報を使ってトレードができるでしょう。
スマホはパソコンのように、一度に多くの情報が表示できる大きな画面やマウス、キーボードがないので、「機能性や操作性で劣るのでは?」と心配される人がいます。
決済ボタンが大きめに設定されているなど、直感的に操作しやすい工夫がされており、初心者でも迷うことなく操作ができるようになっています。
スマホのデメリット
実際に始めてみると、スマホで完結させられることの便利さに感心するのではないでしょうか。
場所や時間を問わずにトレードができて、常にパソコンの前に座っている必要もありません。
専用アプリでは口座の状況や入出金、主要なニュースの確認なども行えます。
アプリ以外でも、TwitterのようなSNSでさまざまな情報を入手したら、すぐにチャートを確認して、そのままトレード開始というやり方ができるのも、スマホならではメリットでしょう。
ただ、スマホを使ったFXトレードにはデメリットもあります。
いつでもどこでも手軽に取引ができることの裏返しで、本業の仕事中に「チャートが気になって集中できない」といったことが起こりやすいのです。
ご自身のマインドの切り替えや自己管理が大切になります。
また、スマホ用のアプリはパソコン用のアプリに比べて、モニター画面の大きさなどから、どうしても使える機能が限定されていて、日々FXのトレードを行うユーザーの中には「同じアプリなのに、パソコンでできたことが、スマホではできないの?」と物足りなく思う方もいるようです。
ただ、裏を返せば、スマホ用アプリはFXトレードに必要な機能に絞って搭載されているので、初心者の方にとっては、シンプルな使い勝手のスマホのほうが扱いやすいかもしれません。
さて、このようにスマホを使ってのFX投資はいつでもどこでも簡単に行えます。
しかも、FXは少額投資が可能なので、投資初心者にはおすすめです。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひスマホでFXデビューを果たしてください。
PickUp編集部