いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ！
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
10月12日（月）ユーロ/ドル
基調
方向感模索
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
ユーロ反発の持続性は？
ユーロ/ドル相場は、9月25日に1.16119ドル前後でひとまず調整を完了。
その後は値を戻しており、足元では1.1750ドル台を通る20日移動平均線にサポートされて1.18ドル台を回復している。
9月15日以来の1.19ドル台回復を窺う展開となりそうだ。
もっとも、この反発はドル安によって押し上げられた面が強く、持続性にはやや疑問が残る。
ユーロに新たな買い材料がなければ、9月1日に付けた約2年ぶり高値1.20103ドル前後の奪回は難しいだろう。
節目の1.20ドル前後は強い上値抵抗になると見られ、1.19ドル台に乗せれば戻り売りが強まると考えられる。
一方で、ドル安の流れに変化がなければ20日移動平均線付近のサポートも引き続き機能しそうだ。
1.17ドル台に差し込めば押し目買いが強まる展開が見込まれる。
ただ、11月の米大統領選でトランプ氏、バイデン氏のどちらが勝っても株高・ドル安（ユーロ高）が進むとの見方にも危うさがある。
ドル売り・ユーロ買いに傾いた投機筋のポジションが選挙前に巻き戻されるリスクにも一定の警戒は必要だろう。
現時点で、ユーロ/ドル相場は、押し目買いよりも戻り売りに分があると考えられる。
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