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FX初心者は動きそうな通貨ペアと取引時間帯を狙え!

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FXは選んだ通貨ペアを「買うか」「売るか」というシンプルな投資です。
だから初心者は何となくチャートを見て、なんとなくトレードを始めてしまいがちです。
しかし、チャートの値動きは、通貨ペアで異なりますし、取引時間帯で、動いたり、あまり動かなかったりします。
そのため、FXで効率良く利益を獲得するには、動きのある通貨ペアを選び、動きのある時間帯に取引する必要があります。

大きく動きそうな通貨ペアを見極める

トレードで効率良く利益を得るためには、大きく値が動きそうな通貨ペアを選ぶことが大切です。
通貨ごとにチャートを見比べてみてもらえるとわかりますが、一日で動く値動きの幅や動き方に、それぞれ特徴があり、どれも同じように動くわけではないのです。
そのときの相場環境も大きく影響しますが、通貨ペアによって動き方に違いがあります。

そのため、トレーダーの中には、自分が得意とする通貨ペア以外では、一切トレードしないという人もいます。
「得意だ」というくらいですから、おそらく値動きにかなり精通しているのでしょう。
そういう通貨ペアで取引すれば、勝率が上がるという考え方には一理あります。
しかし、一日中チャートに張り付いていても、たった数十pipsしか動かない通貨ペアだったら、相場に入りづらいだけでなく、利益を大きく伸ばすことは難しいしょう。
値動きが大きいほどリスクは大きくなりますが、より大きなリターンも期待できるのです。

通貨ペアで値動き幅が異なる理由

そもそも、通貨ペアごとに値動きの差があるのはなぜなのでしょうか。
それは各通貨ペアで取引量や売買している人たちの数、つまり「流動性」が違うからです。

「流動性」とは、すぐに売却して換金できるかどうかの“しやすさ”を指しています。
取引量、取引参加者が多くて、すぐに売買の相手が見つかる状態は、つまり「流動性が高い」ということになります。
取引量や取引参加者が多いのは、米ドル、ユーロ、日本円など主要通貨と呼ばれている通貨です。

他方、イギリスのポンド、資源国通貨のオーストラリアドルや南ア・ランドなどは、ドルやユーロよりも取引量が少なく、取引参加者も少ないので、「流動性が低い」通貨ということになります。

一般的に、流動性の高い通貨ペアは値動きの幅が小さく、動き方も緩やかになり、一方、流動性の低い通貨ペアは、値動きの幅が大きく、動き方が荒くなるとされています。
ただし、経済指標などの内容やイベント次第で、米ドルやユーロのような主要通貨も、一日で大きく動くことはあります。

FX初心者も経験を積み、トレードに慣れてきたら、主要通貨ペアだけでなく、値動きが大きい通貨ペアでも、取引ができるようになるのが理想的です。

効率良くトレードできる取引時間帯

通貨の値動きは、通貨ペアの種類だけでなく、取引時間帯でも違いがあります。
その理由は、時間帯で取引量や取引参加者数に違いがあるからです。

1.主要取引時間の始まりや終わり

為替の主要な取引市場は、大きく分けると、日本時間の朝から夕方までの「アジア時間」、夕方から日付が変わるまでの「ロンドン時間」、そして翌日からオセアニア時間が始まる日本時間の早朝までの「ニューヨーク時間」の3つです。
相場が動きやすくなるのは、それぞれの主要取引時間の始まりや終わりの時間帯なのです。

特に世界一の為替取引量があるロンドン市場が終わり(ロンドンフィキシングと呼ばれています)、ニューヨーク時間が始まる日本時間の午前1時前後(夏時間の場合は午前0時前後)は、活発に動く傾向にあります。
デイトレやスキャルピングなど、短期トレードをしているトレーダーの人たちにとって“稼ぎ場”なのです。

2.経済指標・重要イベント・要人発言がある時間帯

アメリカやEUなどで、金利政策など経済指標の発表やFOMC(米連邦公開市場委員会)による景況判断などの重要イベント、連銀総裁などの要人発言がある時間帯も、大きく値が動く可能性があります。
特に毎月第一金曜日の米国雇用統計発表時は、大きく値が動くことがあり、取引が活発になります。

ただ、こうしたイベントの時間帯は、ボラティリティ(価格変動)が大きすぎる可能性もあるので、イベント前には、いったんポジションを解消し、動くタイミングでポジションを持つようにすると良いでしょう。

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通貨ペアを少しずつ増やそう

値動きの大きい通貨ペアが、大きな利益を生みやすいのは間違いありません。
しかし、リスクも高くなるので、「初心者が最初に売買する通貨ペアとしてはお勧めできない」という人もいます。
ただ、投資効率を考えると、いつまでも避けていられない投資対象でもあります。
初心者は、通貨ペアや取引時間帯で値動きに差があることを理解しておきましょう。
そして、少しでもトレードに慣れてきたら、リスクを抑えながら、取引通貨ペアをひとつずつ増やしてみましょう。
そうした経験が、あなたのトレード技術を、きっと磨いてくれるでしょう。


PickUp編集部

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