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7月10日(金)カナダドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・7/10 加6月雇用統計
・主要国株価、国際商品価格
6月雇用統計は雇用回復の見通し
本日は、カナダで6月の雇用統計が発表される。
市場予想は新規雇用者数が70.00万人増、失業率は12.1%(前回:28.96万人増、13.7%)となっている。
コロナ・ショックでカナダの雇用者は3月に約100万人、4月に約200万人減少したが、経済活動の再開とともに5月には増加に転じ、6月は増加ペースが加速する見通しだ。
なお、先週の米6月雇用統計は予想以上の好結果であったが、南部の州でコロナ感染が再拡大した6月後半以降のデータが反映されていないとの見方から市場の反応は限定的であった。
一方、カナダの新型コロナ感染は比較的抑制されている(7/9時点:感染者10万6840人、死者8749人)。
トルドー首相は8日、米国を含む他の多くの同盟国に比べて新型コロナ感染にうまく対応しているとの見解を示した。
こうした中、カナダ6月雇用統計が予想より良好なら、景気回復への期待が一段と高まり、カナダドル買いが強まると考えられる。
カナダドル/円は6月中旬以降、78.00円に近付くと底堅い一方、79.50円を超えると上値が重くなる展開が続いている。
こうしたもみ合い商状を抜け出すきっかけとなるか、本日のカナダ6月雇用統計に注目したい。
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